コイワザクラ

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サクラソウ科 Primuraceae
岩場の隙間や草地などに生えます。
葉は1.5-4cmの円形~腎円形で7-9浅裂し、裂片は更に鋭い歯牙状に3-5裂、基部は心形、両面に軟毛が多く見られます。葉柄は3-7cm、少し赤味を帯びた毛があります。
花茎は5-10cm、先に散形状に1-5輪付き、径18-25mm、長さ8-10mm、喉部は黄色でその縁は白、裂片の先は浅く2裂します。萼は半分ほど裂けます。
葉の裂け方がもう少し深いものはクモイコザクラと呼ばれ、裂け方が浅く歯牙が目立たないものはミョウギコザクラと呼ばれます。

 

2014.11.2 更新
  • 全体
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  • 全体3
  • 全体4
  • 花2
  • 花3
  • 葉2

コイワザクラ-全体

高さは5-10cmと小さい。
(2011.5 静岡県)

コイワザクラ-全体2

(2011.5 静岡県)


コイワザクラ-全体3

苔むした岩場に群れていました。
(2011.5 静岡県)

コイワザクラ-全体4

ここのものは葉の裂け方がやや深く、クモイコザクラも疑いましたが、
山梨県では本種と同定していました。(2010.5 山梨県)

コイワザクラ-花

柄に開出した毛が見られます。
(2011.5 静岡県)

コイワザクラ-花

口辺部は黄色く、微細な毛が見られました。
(2010.5 山梨県)

コイワザクラ-花3

(2011.5 静岡県)


コイワザクラ-葉

葉は裂け方が浅く、柄に開出した毛が多く見られます。
(2011.5 静岡県)

コイワザクラ-葉

始めは葉面にも毛が密に生えています。
(2009.4 神奈川県)