シナノコザクラ

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サクラソウ科 Primuraceae
イワザクラの変種。見た目はほぼ同じで見分けが付かないようです。
葉は円形で3-7cm、基部は心形、掌状に不規則にごく浅く浅裂し、基部は心形、縁に歯牙が見られ、表面は無毛、裏面は軟毛があります。葉柄は3-8cmでやや赤味を帯びた軟毛が密にあります。
花は5-10cmの花茎に数個が散形状に付き、径2.5-3cm、長さ1.2-1.5cm、喉部は黄色~白、花冠裂片はさらに浅く裂けます。花茎にも軟毛があります。
果実は長楕円形または曲がった短い円柱状。基準種のイワザクラは真っ直ぐな円柱状であるのが違い。

 

2013.6.19 更新
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  • 花2
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  • 葉3

シナノコザクラ-全体

石灰岩の岩のあちこちのリスに並んで、沢山咲いていました。
(2009.5 南アA)

シナノコザクラ-全体2

林内の北向きの岩場にひっそり咲いていました。
(2013.6 南アB)

シナノコザクラ-全体3

(2013.6 南アB)


シナノコザクラ-全体2

花茎には白い毛が、葉柄には茶色い毛も密生。(この部分のクローズアップは葉2へ)
(2009.5 南アA)

シナノコザクラ-花

花は4-5輪つくものも見られます。
(2009.5 南アA)

シナノコザクラ-花2

花柄には長毛が見られますが萼はなく、微毛が見られる程度。
(2009.5 南アA)

シナノコザクラ-葉

不規則に浅裂します。葉の表面の毛は脈に沿って少しあります。
(2009.5 南アA)

シナノコザクラ-葉2

花茎や葉柄には長毛が密生し、赤い毛が混じっていました。
(2009.5 南アA)

シナノコザクラ-葉3

A地点から数十km離れたB地点のもの。ここのものはA地点のものに比して
赤い毛が少ないように感じました。(2013.6 南アB)