ヤナギトラノオ

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サクラソウ科 Primuraceae
丈は30-60cm、葉は対生し、4-10cmの披針形で先が鋭く尖り、柄はありません。
茎の中央付近の葉腋に密に花が付く総状花序が付き、長さ2-3cm。花は多くは6数性、雄しべも花柱も花冠から長く突きだします。基部に線状の短い苞があります。花序全体に絹毛が多く見られ、若い葉や茎にも多く見られます。

 

2017.6.5 更新
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  • 花3
  • 花4
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ヤナギトラノオ-全体

花は茎の中央よりやや下の葉腋に付きます。
(2014.5 青森県 旧・木造町)

ヤナギトラノオ-全体

北海道の湿原にあったもの。木道から見るとこんな感じで見え、少し離れた場所の花は
葉陰で見えなくなってしまう。(2007.7 礼文島)

ヤナギトラノオ-全体3

下部の葉が水没して失われ、その上の葉腋に花が付いたと思われるもの。
(2017.5 青森県 旧・木造町)

ヤナギトラノオ-全体4

(2014.5 茨城県霞ヶ浦)


ヤナギトラノオ-花

花序は対生する葉の両方の葉腋から1つずつ出ます。
(2014.5 青森県 旧・木造町)

ヤナギトラノオ-花2

花冠は基部まで6裂。花底に絹毛が密生しています。
(2014.5 茨城県霞ヶ浦)

ヤナギトラノオ-花3

花冠裂片や萼裂片、子房にオレンジ色の斑のようなものが見られましたが詳細不明。
(2014.5 青森県 旧・木造町)

ヤナギトラノオ-花4

花序柄、花序の軸、花柄、萼にも絹毛が多く見られます。
(2014.5 茨城県霞ヶ浦)

ヤナギトラノオ-茎・葉

葉は披針形。側脈がはっきりしていて、雰囲気はタデ科の葉と似ている。
但し本種は対生。(2014.5 茨城県霞ヶ浦)

ヤナギトラノオ-葉2

若い葉の葉裏や茎にも絹毛が多く見られますが、次第に脱落するようです。
(2014.5 茨城県霞ヶ浦)