ユキワリソウ

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サクラソウ科 Primuraceae
キンポウゲ科のミスミソウスハマソウなどのことを通称「雪割草」と呼びますが、植物和名の「ユキワリソウ」はこちらです。
葉は倒卵状長楕円形~倒卵形で3-7cm、先は丸く、基部は柄に続きます。縁には鋸歯があって裏側に巻きます。裏面は粉状物に覆われて白い。
花は7-20cmの花茎に散形状に3-15個付き、径1-1.5cm、長さ6mm、喉部から筒部は黄色、花冠裂片の先は浅く裂けます。

 

2015.8.12 更新
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ユキワリソウ-全体

まとまって咲いている見事な株。
(2009.6 北ア・八方)

ユキワリソウ-全体2

「コウシンコザクラ」の名で呼ばれるものですが、分類上は本種。 やや湿った岩場にあり、
小型である以外、顕著な差は感じられませんでした。(2015.6 栃木県庚申山)

ユキワリソウ-全体3

この岩場では、広範に高い密度で沢山見られました。
(2010.6 栃木県庚申山)

ユキワリソウ-全体4

雪融けの遅い場所では8月になってからでも咲きます。さすがに株は貧弱。
(2015.8 北ア・八方)

ユキワリソウ-花

花は径1-1.5cm。
(2015.6 栃木県庚申山)

ユキワリソウ-花2

(2015.6 栃木県庚申山)


ユキワリソウ-花

花茎は微毛があり、粉をふいたような感じに見えます。
(2009.6 北ア・八方)

ユキワリソウ-葉

葉は始めは全体としてヘラ形、後に広卵形で柄がはっきりとし、且つ長くなってきます。
葉面にも若干の粉状物が見られました。(2015.6 栃木県庚申山)

ユキワリソウ-葉2

葉裏はびっしりと粉状物に覆われていて白い。
(2015.6 栃木県庚申山)

ユキワリソウ-葉3

葉柄の太いもの。花後のもの。
(2015.8 北ア・八方)