ヒメチドメ / ミヤマチドメ

top
ウコギ科 Araliaceae
セリ科 Umbelliferae
葉は1-2cmで5-7深裂するチドメグサ。よく似たノチドメと異なり、葉の表面に毛が見られません。
花序は葉より下か同じ高さで咲き、花数は数個、花色はわずかに緑がかった白。
湾入部が広いものは狭義のヒメチドメ(ver. yabei)、湾入部が狭く、時に重なるものはミヤマチドメ(var. japonica)として区別しますが、両者は多分に連続的で、広義としてまとめました。
良く似たチドメグサは、葉が3-5浅裂、花序に含まれる花数が10個程度。

 ミヤマチドメを含む

 

2013.12.24 更新
  • 全体
  • ミヤマチドメ

ヒメチドメ

ノチドメも深裂しますが、本種は山地の日影、ノチドメは田んぼなどの向陽地にあります。
写真は狭義のヒメチドメ(ver. yabei)。(2014.7 神奈川県箱根町)

ヒメチドメ-花

短い柄の先に花序を付けます。花序に付く花数は、他のチドメグサに比して少ない。
花は緑色を帯びます。ミヤマチドメも同じです。(2014.7 神奈川県箱根町)

ヒメチドメ-全体2

葉は掌状に5-7裂。よく似たノチドメと異なり、毛は見られません。写真のものは湾入部が狭くて重なるように接するミヤマチドメ。(var. japonica)(2013.7 東京都高尾山)