フトボナギナタコウジュ

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シソ科 Lamiaceae
シソ科 Rabiatae
ナギナタコウジュとよく似ています。
丈は30-60cmとナギナタコウジュより大きく、葉は2.5-7cmの広卵形で柄に狭い翼が見られます。
花は茎頂に片側に偏った弓なり状の穂状花序に付き、花穂はナギナタコウジュより太い。花冠は長さ4-5mm、先端が毛状に裂けます。苞は扁円形で中央よりやや上が一番太く、軟毛が見られます。
良く似たナギナタコウジュは、葉は卵形~狭卵形で柄に翼はなく、苞は中央部が広くて軟毛はないか、あってもごく少ない。

 

2014.10.7 更新
  • 全体
  • 全体2
  • 花2
  • 花3

フトボナギナタコウジュ-全体

ナギナタコウジュと似ていますが、全体が一回り大きく30-60cmくらいになります。
(2014.10 茨城県 旧・水府村)

フトボナギナタコウジュ-全体

丈が大きい分、花序がまばらに付く感じに見えます。
(2006.10 群馬県妙義山)

フトボナギナタコウジュ-花

花序の幅がナギナタコウジュより太く見えますが、毛状のものが多くて、
ナギナタコウジュ
より花がボヤッとして見えました。(2014.10 茨城県 旧・水府村)

フトボナギナタコウジュ-苞

花冠の縁が裂けて毛のように見えます。毛状の裂片はふつう、ナギナタコウジュ
より長く目立ちますが、バラツキもあるようです。(2014.10 茨城県 旧・水府村)

フトボナギナタコウジュ-花3

花冠筒部の長さは約5mm。
(2014.10 茨城県 旧・水府村)

フトボナギナタコウジュ-苞

苞は基部より先のほうが幅広で、縁に長毛、裏面に短毛が見られます。
(2013.10 茨城県 旧・水府村)

フトボナギナタコウジュ-葉

葉はナギナタコウジュに比べてやや幅広。柄に翼があります。
(2014.10 茨城県 旧・水府村)

フトボナギナタコウジュ-茎

茎にも毛が多く見られます。
(2014.10 茨城県 旧・水府村)