ホトケノザ / シロバナホトケノザ

top
シソ科 Lamiaceae
シソ科 Rabiatae
オオイヌノフグリヒメオドリコソウと並び、早春の野に欠かせない花の1つ。ユーラシアに広く分布します。
丈は10-30cm、株立ちになり、上部では分枝しません。茎には4稜がある。葉は扇状の円形で丸い鋸歯があり有柄、上部の葉に柄はありません。
花は上部に葉腋に数個ずつ付き、筒部が15-20mmの唇型花、下唇先端が2裂で赤い斑が入ります。花序には閉鎖花が混じります。
なお、春の七草のホトケノザは、コオニタビラコのことで、この植物ではありません。

 

2023.3.4 更新
  • 全体
  • 全体2
  • 花2
  • 花3
  • 花4
  • 花5
  • 葉2
  • 葉3
  • 葉4
  • 葉5
  • 冬姿
  • 冬姿2
  • 秋咲き
  • シロバナホトケノザ
  • 同・花

ホトケノザ-全体

根元からよく分枝しますが、茎半ばでは分枝しません。
(2007.3 千葉市)

ホトケノザ-全体2

(2017.2 千葉市)


ホトケノザ-花

(2017.2 千葉市)


ホトケノザ-花2

花冠筒部は15-20mm、開出する毛が多い。
(2016.2 千葉市)

ホトケノザ-花3

おしゃれな色・形をしています。下唇の先端の拡がりは、ハナバチの足場になっています。
(2017.2 千葉市)

ホトケノザ-花4

(2023.3 千葉市)


ホトケノザ-花5

萼は小さく、開出した毛が多く、先が5裂、先端は鋭く尖ります。
(2016.2 千葉市)

ホトケノザ-蕾

若い蕾は毛玉のよう。
(2016.2 千葉市)

ホトケノザ-葉

上部の葉。このような葉の形は「扇状円形」と表現するようです。
(2017.2 千葉市)

ホトケノザ-葉2

扇状円形の葉は対生していますが、普通に見ると茎を囲むように1枚に見えてしまう。
(2011.3 千葉市)

ホトケノザ-葉3

下部の葉は長柄があり対生。この葉腋から分枝します。
(2013.3 千葉市)

ホトケノザ-葉4

右下の小さい葉は側枝が伸びようとしている所に付いた葉。
(2017.2 千葉市)

ホトケノザ-葉5

全体に毛があり、脈上の毛は少し長い。
(2017.2 千葉市)

ホトケノザ-茎

茎には4稜が見られ、稜に少し毛が見られました。
(2017.2 千葉市)

ホトケノザ-冬姿

基部から分岐して匍うように茎を伸ばしています。葉はまだ全てに柄があります。
(2014.2 千葉市)

ホトケノザ-冬姿2

(2017.2 千葉市)


ホトケノザ-秋咲き

暖地では秋にも咲きます。春に比して上部の葉がやや多く見られ、目立つ気がします。
(2019.11 千葉市)

シロバナホトケノザ

(f.albiflorum) ふつうのホトケノザに混ざって1株ありました。
(2021.4 千葉県館山市)

シロバナホトケノザ

(2021.4 千葉県館山市)