コシロネ / (型) ヒメサルダヒコ

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シソ科 Lamiaceae
シソ科 Rabiatae
丈は10-40cm、葉はヒメシロネより幅広でシロネより幅が狭く、長さ3-6cmの披針形~卵形で、先端は尖り、縁には粗い鋸歯が見られますが、鋸歯先端は鋭く尖りません
花は葉腋に複数密に付き、シロネとよく似ていますが、花の形がふつうの4弁花のようで、唇形花とは呼べないような形をしています。萼の先端は刺状に尖ります。
全体に小型で下部でよく分枝するものをヒメサルダヒコと呼びますが、分けない。

 

2017.10.25 更新
  • 全体
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  • 花2
  • 花3
  • 葉2
  • 葉3
  • 芽だし
  • ヒメサルダヒコ
  • 同・茎
  • 同・茎2
  • 同・花葉
  • 同・花2

コシロネ-全体

私の近所では良く見られるシロネ。
(2006.9 千葉市)

コシロネ-全体2

葉先がやや尖り気味のもの。
(2017.10 千葉市)

コシロネ-全体3

都市近郊の放棄された田などでも見られることがあります。
(2016.10 千葉市)

コシロネ-花

花冠の裂片の裂け方はほぼ一様で一見普通の4弁花にしか見えません。萼は狭三角形で
先は鋭く尖ります。茎や葉脈には屈毛が見られます。(2014.9 千葉市)

コシロネ-花2

(2017.10 千葉市)


コシロネ-花3

雄しべ2、わかりにくい写真ですが、矢印が花柱。花冠内側には毛が見られます。
花冠裂片の大きさをよく比べると、下唇中央裂片が少し大きい。(2016.10 千葉市)

コシロネ-実

(2016.10 千葉市)


コシロネ-花・葉

葉の幅はシロネの仲間では中間クラスの披針形~狭楕円形。鋸歯先端は
シロネのように鋭く尖らない。(2014.10 千葉市)

コシロネ-葉2

葉の幅が広く、エゾシロネのように見えるもの。花冠の形や萼の先端形状は明らかに本種
でしたので、未開花期に葉の印象だけで見分けるのは限界がありそう。(2015.9 千葉市)

コシロネ-葉2

葉裏。腺点が見られます。脈上には毛があります。
(2016.10 千葉市)

コシロネ-茎

茎には4稜があります。
(2013.10 宮城県登米市)

コシロネ-芽だし

少々自信がないですが、おそらく・・・。
(2014.4 千葉市)

ヒメサルダヒコ-全体
丈は10-40cmと小さく、下部の葉腋でよく分枝するものはヒメサルダヒコと呼ばれますが、分類上はコシロネに含めます。ここで見られたものは小さめで、葉は虫食いで満足なのがなく、分枝している株全体は撮影できませんでした。(2013.9 神奈川県横須賀市)

ヒメサルダヒコ-茎

下部の葉腋でよく分枝します。これが一番わかりやすい特徴。
(2013.9 神奈川県横須賀市)

ヒメサルダヒコ-茎2

茎の葉腋部分には線状の膨らみがあり、節のように見えます。本来はこの部分に毛が見ら
れるようですが、下部は脱落したようで見られませんでした。(2013.9 神奈川県横須賀市)

ヒメサルダヒコ-花葉

花や葉はコシロネと同じですが、ここでは葉はやや小型のものばかりでした。
(2013.9 神奈川県横須賀市)

ヒルサルダヒコ-花

花はコシロネと同じ。
(2013.9 神奈川県横須賀市)