(雑) サクキバナアキギリ

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シソ科 Lamiaceae
シソ科 Rabiatae
キバナアキギリシナノアキギリの自然交雑種。
(以下、観察による記述)
丈はキバナアキギリとほぼ一緒か少し大きい。茎には長短の腺毛に開出毛が混じります。葉は卵形で基部は心形、両脇が角張るか、少し張り出し、両面にビロード状の毛があります。
花は茎頂に穂状に付き、キバナアキギリより少し小さく、萼や花序の軸に腺毛が密生してよく粘ります。雄しべは2で上唇に包まれ、先が2裂した花柱が飛び出します。

 

2016.8.27 作成
  • 全体
  • 全体2
  • 花2
  • 葉2
  • 葉3

サクキバナアキギリ-全体

葉の形がキバナアキギリシナノアキギリの中間。
(2016.8 長野県)

サクキバナアキギリ-全体2

丈はキバナアキギリより少しだけ大きいようです。
(2016.8 長野県)

サクキバナアキギリ-花

花序の軸や萼には腺毛が密生。花冠外側は単純毛。先が2裂した花柱が長く
飛び出し、その下に葯がチラッと覗いています。(2016.8 長野県)

サクキバナアキギリ-花2

下唇の内側に見えるのは不完全雄しべ。
(2016.8 長野県)

サクキバナアキギリ-葉

葉は卵形で基部は心形とシナノアキギリと似ていますが、基部両翼がシナノアキギリのように丸みはなく、角張り、多少張り出すものもありました。(2016.8 長野県)

サクキバナアキギリ-葉2

葉裏脈上には腺毛が見られました。
(2016.8 長野県)

サクキバナアキギリ-葉3

葉柄には長短の腺毛が見られました。
(2016.8 長野県)

サクキバナアキギリ-茎

茎には長短の腺毛に加えて、長い単純毛も見られました。
(2016.8 長野県)