セイヨウジュウニヒトエ

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シソ科 Lamiaceae
シソ科 Rabiatae
ジュウニヒトエと似ていますが、全体に毛が少なく、葉に光沢があります。
丈は20-40cmほど。根生葉は倒卵形で基部は細まって柄に続きます。茎葉も倒卵形でほぼ無柄。
花は上部に大きな苞を伴って輪生状に付き、紫色。上唇は2裂でジュウニヒトエに比して少し大きく、雄しべと同長。下唇は3裂で中央裂片が大きく、先端がふくらんで少し2裂します。
花の後、走出枝を出して広がります。走出枝に付く葉の幅が広い。

 

2021.4.25 更新
  • 全体
  • 全体2
  • 全体3
  • 花2
  • 花3
  • 花4
  • 走出枝
  • 走出枝2

セイヨウジュウニヒトエ-全体

走出枝で広がるので、ある程度まとまっています。
(2007.4 茨城県つくば市)

セイヨウジュウニヒトエ-全体2

花色が薄くてパッと見ではツルカコソウと区別しにくいもの。ツルカメバソウなどが咲く
廃道脇にあり、環境からも誤りそうになりました。(2014.5 岩手県久慈市)

セイヨウジュウニヒトエ-全体3

淡色のもの。
(2021.4 千葉市)

セイヨウジュウニヒトエ-花

2裂した上唇が雄しべと同長くらいあり、先が尖るものが多い。ツルカコソウの上唇は
雄しべよりかなり短く、このアングルでは見えない。(2014.5 岩手県久慈市)

セイヨウジュウニヒトエ-花

よく見る花色のもの。
(2007.4 千葉市)

セイヨウジュウニヒトエ-花3

(2014.5 岩手県久慈市)


セイヨウジュウニヒトエ-花4

(2021.4 千葉市)


セイヨウジュウニヒトエ-葉

葉は倒卵形で基部は狭まって柄に続きます。毛はほとんど見られず、やや光沢がある。
(2014.5 岩手県久慈市)

セイヨウジュウニヒトエ-走出枝

節から根を出して広がります。根生葉や走出枝の葉には柄があります。
ツルカコソウより葉が丸く、広楕円形のものが多い印象。(2014.5 岩手県久慈市)

セイヨウジュウニヒトエ-走出枝2

普通はこのように赤味を帯びるものが多い。
(2008.4 千葉市)