ジュウニヒトエ Ajuga nipponensis
(品種) シロバナジュウニヒトエ

2022.4.21 更新

ジュウニヒトエ

分類
シソ科 キランソウ属
植生環境
開花時期
4-5月 明るい林内
地域
本州 四国
特記
 -
特徴
早春の林床などでとてもよく群生している姿を見かけます。
丈は10-25cm、茎は基部から数本立ち上がり、全体に白い長毛が多い。葉は倒披針形で波状の粗い大きな鋸歯があり、先は鈍頭。
花は茎頂に穂状に付き、花冠は約1cm、花色は紫、青、ピンクと様々。白花はシロバナジュウニヒトエと呼ばれます。
花のあと、葉は大きくなり、約10cm。
備考
エングラー : シソ科
類似種
セイヨウジュウニヒトエ : 全体に毛は少なく、葉に光沢がある。花後に長い走出枝を出す。
撮影地
2013.4 千葉市  他

ジュウニヒトエ

園芸種のような鮮やかなピンク色のもの。なかなか見られないし、あってもすぐ盗掘されてしまい、近年は出現しなくなった。 (2014.4 千葉市)


ジュウニヒトエ

紫色のもの。花色は全面が染まるのではなく、主に3裂した下唇に走る条の色。 (2013.4 千葉市)


ジュウニヒトエ

淡ピンクのもの。下唇裂片の先も染まっていました。様々な色のパターンがありますが、この色のパターンは1度しか見たことがない。 (2014.4 千葉市)


ジュウニヒトエ

雄しべは花糸の長いもの2本と短いもの2本、花柱は後ろ側にあり、先端が2裂。いずれも上唇に沿っています。花冠外側にも毛があります。 (2014.4 千葉市)


ジュウニヒトエ

葉面全体に毛が見られ、葉柄や茎にも長い毛が密生しています。 (2017.4 千葉市)


(品種) シロバナジュウニヒトエ f. nivea

シロバナジュウニヒトエ

白花品。条も白くて見られない。 (2007.4 千葉市)