ヒツジグサ

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スイレン科 Nymphaeaceae
在来種では日本唯一の睡蓮。花の大きさは世界最小とも言われる。
葉は8-19cmの卵円形~楕円形で基部は深い心形、長い柄があり、多くは水面に浮き、時に水上に立ちあがります。
花は径5cm、花弁は8-15枚で、外面が緑色の萼とほぼ同長。果実は水中で熟します。
なお、従来エゾノヒツジグサ と呼ばれた葉の裂け方の浅いものは、本種に含まれます。

※ かつてはエゾノヒツジグサの学名。こちらが基準変種(=先取)なので、統一和種名がヒツジグサとなっても学名はこちらが使用される。

 

2019.7.11 更新
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ヒツジグサ-全体3

池塘にあるイメージがありますが、本来は低温の池ならどこにでもある植物。
海岸に近い池で群生していました。(2019.7 青森県 旧・木造町)

ヒツジグサ-全体2

(2012.7 青森県南八甲田)


ヒツジグサ-全体3

(2012.7 青森県南八甲田)


ヒツジグサ-全体3
平地の池本来の環境が残るここでは、ジュンサイ(1)、エゾノヒルムシロ(2)、
イヌタヌキモ、マルバオモガタ、コウホネなどと多様な水性植物と一緒に見られた。
(2019.7 青森県 旧・木造町)

ヒツジグサ-花

「未(ひつじ)」は13-15時のこと、名の由来はこの時刻に「閉じる」と「咲く」の両方ありますが、実際は朝に咲いて夕に閉じます。(2016.7 群馬県尾瀬)

ヒツジグサ-葉

葉は広楕円形。
(2016.7 群馬県尾瀬)

ヒツジグサ-紅葉

秋の池塘を彩ります。
(2008.9 尾瀬)