ハス

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スイレン科 Nymphaeaceae
ハス科 Nelumbonaceae
地下根が水中の地下を横に走ります。葉は全て根生し、径30-50cmの円形で基部は深い心形、浮葉となるか、気中で展開し、柄は盾状に付きます。
花は長い柄の先に1つ付き、淡ピンク色で径12-20cm、花弁と萼片の区別ははっきりしない。雌しべは多数でじょうろの先のような形

 

2016.9.7 作成
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  • 蓮華いろいろ

ハス-全体

多数の園芸種があり、写真はおそらく原種ではないかと思われるもの。
(2016.8 秋田市)

ハス-全体2

(2016.8 秋田市)


「ハス」は漢字で書くと「蓮」、ですからハスの花は「蓮華」です。仏像でもお釈迦様や阿弥陀如来がハスの花の上に座っていらっしゃいますが、これを「蓮華座」と呼ぶそうです。仏教では、「蓮華」は仏の悟りを表す象徴なのだそうです。(一応、仏教徒ですが、恥ずかしながら・・・知りませんでした)

一方、マメ科のゲンゲも俗にレンゲと呼ばれることが多いですが、 こちらは「レンゲソウ(蓮華草)」の呼び名を短縮したもののようです。蝶形花が展開する様子をハスの花に例えて、「ハスのような花が咲く草」の意と容易に想像出来ます。ちなみに漢字で「蓮華」と書くと、多くの人はハスを想像しますから、「蓮華草」で「レンゲ」と読むのが良いかもしれませんね。
なお、正名とされる「ゲンゲ」の名はレンゲのなまったものと思っていましたが、漢名の「翹揺」を音読みしたものだそうです。

もう1つ、よく使われるのは、中華料理のサジの「レンゲ」。Wikipediaによりますと、正しくは「散蓮華(ちりれんげ)」と呼ぶそうで、サジの形を「ハスの花から散った1枚の花びら」に例えた名だそうで、意外と風流な名だったんだと思いました。