ヒカゲスミレ / (型) フイリヒカゲスミレ

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スミレ科 Violaceae
舌弁の細かな編み目模様と葉の柔らかさがこのすみれの最大の特徴です。全草に毛が多く見られます。
丈は5-12cm、葉は大きくて柔らかで、長卵形~長三角形、先はやや尖り基部は心形、柄に翼はありません。
花は2cmほどでやや大きく、側弁に毛があるものとないものがあります。唇弁には赤紫色の繊細な線状斑が入ります。距はやや長め。
葉表が紫色を帯びるものをタカオスミレと呼びます。また、葉に斑があるフイリヒカゲスミレと呼ぶに相当するものもありますが、分類上は分けない。

 

2016.4.12 更新
  • 全体
  • 全体2
  • 全体3
  • 全体4
  • 花正面
  • 花2
  • 花 横
  • 葉2
  • 葉3
  • <参考>
  • 同2
  • フイリヒカゲスミレ
  • 同2
  • 同・花
  • 同・葉
  • 同・葉2

ヒカゲスミレ-全体

(2008.4 静岡県富士宮市)


ヒカゲスミレ-全体2

(2011.4 静岡県富士宮市)


ヒカゲスミレ-全体2

(2008.4 東京都高尾山)


ヒカゲスミレ-全体3

(2011.4 静岡県富士宮市)


ヒカゲスミレ-花

唇弁に赤紫色の細かい筋が多く見られます。
側弁基部に毛があるものとないものがあります。(2008.4 東京都高尾山)

ヒカゲスミレ-花2

(2016.4 高尾山)


ヒカゲスミレ-花3

花茎に毛が多く見られます。萼の付属帯が激しく切れ込んでいます。柄には毛が多い。
(2008.4 東京都高尾山)

ヒカゲスミレ-葉

葉は大きく、長い卵形、または長三角形で、基部は心形、先がやや尖っています。
葉裏も緑色。(2007.4 静岡県富士宮市)

ヒカゲスミレ-葉2

葉裏。脈上や縁、葉柄に毛が見られます。
(2016.4 東京都高尾山)

ヒカゲスミレ-葉3

葉は両側から巻いて出てきます。
(2011.4 静岡県富士宮市)

ヒカゲスミレ-参考

葉が少し赤みを帯びていたもの。
(2009.4 栃木県鹿沼市)

ヒカゲスミレ-参考

更に赤いもの。タカオスミレか否かは主観の問題・・・?
(2011.4 静岡県富士宮市)

フイリヒカゲスミレ-全体

葉に斑のあるものはフイリヒカゲスミレと呼ばれますが、ヒカゲスミレに含まれます。近隣には普通のヒカゲスミレタカオスミレも見られました。(2011.5 栃木県 旧・黒磯市)

フイリヒカゲスミレ-全体2

「フイリタカオスミレ」のような感じのもの。
(2011.5 栃木県那須町)

フイリヒカゲスミレ-花

(2011.5 栃木県 旧・黒磯市)


フイリヒカゲスミレ-葉

葉に斑が入る。
(2011.5 栃木県 旧・黒磯市)

フイリヒカゲスミレ-葉2

斑が入る以外は同じ。全体に毛が多く、しばしば葉表は紫色になる。
(2011.5 栃木県 旧・黒磯市)