キバナノコマノツメ

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スミレ科 Violaceae
スミレ科の植物で、唯一「スミレ」がつかない種。高山帯で普通に見られます。
丈は5-15cm、有茎、葉は円形~腎円形で縁に毛が見られます。葉の先端がやや凹むものも多い。
花は1.5-2cm、多数付きます。花弁には赤条があり、上弁と側弁が反り返ります。
果実に毛があるものは、アカシイキバナノコマノツメ、葉に厚みがあってしっかりしているものはジョウエツキバナノコマノツメと呼びます。

 

2018.6.25 更新
  • 全体
  • 全体2
  • 花正面
  • 花2
  • 花 横
  • 葉2
  • 托葉
  • 芽出し
  • 色変わり

キバナノコマノツメ-全体

咲き始めの理想的な株でした。
(2008.7 早池峰山)

キバニノコマノツメ-全体2

(2013.7 木曽駒ヶ岳)


キバナノコマノツメ-花

この仲間は、花柱の先端Y字を逆さにしたような形になります。
側弁に毛はありません。(2008.7 早池峰山)

キバナノコマノツメ-花2

(2018.6 山形県鳥海山)


キバナノコマノツメ-花3

距は短い。
(2018.6 山形県鳥海山)

キバナノコマノツメ-葉

円形、腎形の葉で、表面に微毛があり、ザラッとした感じです。
(2009.6 八ヶ岳)

キバナノコマノツメ-葉2

蛇紋岩地である早池峰山のものは、毛が少なくやや光沢があるように感じました。
(2008.6 早池峰山)

キバナノコマノツメ-托葉

托葉は全縁でした。
(2018.6 山形県鳥海山)

キバナノコマノツメ-芽出し

(2018.6 山形県鳥海山)


キバナノコマノツメ-変化

希に白花も見つかります。ふつう、舌弁基部に黄色が残ります。
(2008.6 秋田駒ヶ岳)