タカネスミレ

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スミレ科 Violaceae
火山灰地を好む高山性のスミレ。
丈は5-10cm、葉が厚く濃い緑色、円心形で内側に巻く傾向が見られ漏斗状のような姿で展開し、光沢があります。托葉は全縁か若干の鋸歯が見られます。
花は2cmほどで上弁と側弁が反り返ります。花柱上部に突起毛があります。地下茎で増えて大群落を作ります。
同列亜種にクモマスミレヤツガタケキスミレがあり、これらを総称してタカネスミレ(広義)とすることもあります。

 

2016.2.9 更新
  • 全体
  • 全体2
  • 全体3
  • 全体4
  • 花正面
  • 芽出し
  • 群生

タカネスミレ-全体

秋田駒ヶ岳では、見事に大群生していました。
(2008.6 秋田県駒ヶ岳)

タカネスミレ-全体2

(2013.6 秋田県駒ヶ岳)


タカネスミレ-全体3

この山にはキバナノコマノツメもありますが、こちらは葉が厚く、濃い緑色。
(2008.6 秋田県駒ヶ岳)

タカネスミレ-全体4

他の植物が育たないような火山性の砂礫地を、コマクサ他3-4種で占有しています。
(2013.6 秋田県駒ヶ岳)

タカネスミレ-花

側弁・上弁は反り返っています。唇弁は細くなりません。
(2008.6 秋田県駒ヶ岳)

タカネスミレ-葉

厚くて光沢があり、やや濃い目の緑色、表側に巻く傾向が強く見られます。
(2013.6 秋田県駒ヶ岳)

タカネスミレ-芽出し

葉は巻いて出てきます。
(2010.6 秋田駒ヶ岳)

タカネスミレ-群生

ここの群生地は密度も高く、見事です。
(2013.6 秋田駒ヶ岳)