ウスバスミレ

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スミレ科 Violaceae
亜高山帯の針葉樹林内に咲くすみれ。
丈は5-8cm、葉は鋸歯が重なるようになるところが大きな特徴で、円心形、質は薄くて柔軟、無毛。花は1-1.5cmと小さく、側弁に毛はなく、唇弁に紫条が入ってやや大きい。距も短い。花柱は膨らまない。
パッと見はニョイスミレにも見えてしまいますが、側弁に毛がないので、幾分すっきりしています。花柱先端が膨らまないこともチシマウスバスレとの違い。

 

2019.7.15 更新
  • 全体
  • 全体2
  • 全体3
  • 全体4
  • 花正面
  • 花 横
  • 葉2
  • 葉3
  • 花後

ウスバスミレ-全体

葉の鋸歯の重なるのが特長。花柄も長く、真っ直ぐ上に立ち上がらず、前に突き出るように
花を付けるのも特長のような気がします。(2012.6 岩手県早池峰山)

ウスバスミレ-全体2

(2014.6 秋田県森吉山)


ウスバスミレ-全体2

(2018.6 長野県八ヶ岳)


ウスバスミレ-全体4

葉を横から見ると、縁が上下に波打っているように見えます。
(2012.6 岩手県早池峰山)

ウスバスミレ-花

側弁に毛がなく、ニョイスミレよりすっきりした感じ。花柱先端は膨らみません。
(2014.6 秋田県森吉山)

ウスバスミレ-花2

上弁が大きく反り返っていて、萼が見えづらい感じでした。
(2014.6 秋田県森吉山)

ウスバスミレ-葉

鋸歯の両端が重なるような感じで、やや盛り上がって見えます。
イメージとしては、餃子の皮のヒダのような感じ。(2012.6 岩手県早池峰山)

ウスバスミレ-葉2

(2014.6 秋田県森吉山)


ウスバスミレ-葉3

裏面から見ると・・・
(2018.6 長野県八ヶ岳)

ウスバスミレ-花後

葉は花期より一回り大きく感じましたが、気のせいかもしれない・・・その程度。
(2019.7 岩手県八幡平)