イタドリ

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タデ科 Polygonaceae
日本発の侵略的外来植物。植生遷移で最初に見られる被子植物の1つ。雌雄異株。
丈は0.5-1.5m、上部で多くの枝を分けます。葉は6-15cmの広卵状楕円形~広卵形で先は尖り基部は切形~浅い心形、両面の脈上に毛が見られます。
花は総状花序が円錐状に付き、萼は5深裂で裂片は1.5-3mm。雌花は外花被3つが翼状に張り出して果実を包みます。

 

2019.10.24 更新
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イタドリ-全体

大きくなるので都会では少ないですが、近郊ならどこにでもある雑草。
(2006.8 群馬県・旧松井田町)

イタドリ-全体2

(2009.8 長野県茅野市)


イタドリ-全体3

大きくなるので、邪魔者扱いされがちです。
(2010.8 三ツ峠山)

イタドリ-花

雄花序。
(2008.9 群馬県・旧水上町)

イタドリ-花2

雄花。
(2017.8 東京都高尾山)

イタドリ-花2

雌花花序・・・咲き始め。
(2017.7 栃木県 旧・栗山村)

イタドリ-花3

雌花。
(2017.7 栃木県 旧・栗山村)

イタドリ-蕾

蕾には雄花も雌花も3翼が見られます。写真は雄花の蕾。
(2017.8 東京都高尾山)

イタドリ-実

雌花序。花は終わっています。
(2008.9 群馬県・旧水上町)

イタドリ-実2

(2019.10 千葉市)


イタドリ-葉

(2017.5 千葉市)


イタドリ-葉2

葉裏。
(2017.7 栃木県 旧・栗山村)

イタドリ-茎

(2017.5 千葉市)


海外では「超」嫌われ者のイタドリ

イタドリは海外では最も嫌われている日本の野草です。旺盛な繁殖力とすぐれた適応力が災いして、ヨーロッパやアメリカでは在来植生を破壊する最も有害な外来生物の1つに指定されていて、駆除しようとしているらしいですが、どうにもならないようです。
学名が"Fallopia japonica var.japonica"と日本を強調するような名なので、日本のイメージ低下に貢献しているかもしれません。(笑い)

「さすがイタドリ」・・・というところですが、そもそもイタドリは19世紀、植物学者でもあったシーボルトによって、ヨーロッパに持ち出されて広まったとも言われます。メイゲツソウのような赤が綺麗なものが好まれたのでしょう、その後園芸用としてヨーロッパ各地に広がったようです。それが逸脱し、天敵もいないことから猛烈な勢いで拡散し、ある時期から手に負えなくなってしまった・・・。

外来種を安易に園芸用として持ち込むことの危険性を思い知らされる一例かと思います。