スブタ

top

トチカガミ科 Hydrocharitaceae
水田雑草ですが、激減している植物。
(共通) 葉は全て根生しているように見え、長さ10-20cmの広線形で縁に微細な鋸歯があります。葉腋から長さ1cmほどの小さな花を水上に付けます。
種子の表面に突起があり、両端に尾状に長く伸びた突起がある

 

2014.8.22 作成
  • 全体
  • 全体2
  • 全体3
  • 花2
  • 葉2
  • スブタと他種の違い

スブタ-全体

午前中は気づきませんでしたが、午後になると一斉に花が開き始めました。
(2014.8 栃木県芳賀町)

スブタ-全体2

葉先が何者かに食べられたようで、多くはなくなっていました。
(2014.8 栃木県芳賀町)

スブタ-全体3

周囲の田んぼにはありませんでしたが、この田んぼだけには沢山見られました。
(2014.8 栃木県芳賀町)

スブタ-花
花は葉腋に付きます。
柄に見える基部の太い部分が子房で膜質の苞鞘に包まれています。 そこから折れ曲がって長い花柱が水上まで伸びて3弁花が付く。(2014.8 栃木県芳賀町)

スブタ-花2

花は1cm程度で普通白、希にピンク。花弁(内花被)3枚は線形、萼(外花被)3枚、
雄しべ3個、花柱3裂。子房はこの写真の遙か下。(2014.8 栃木県芳賀町)

スブタ-葉

葉は全て根生しているように見えます。中央の葉脈から横に伸びるシワ状の葉脈が
目立ちます。周囲に見える水草はシダの仲間のシャジクモ。(2014.8 栃木県芳賀町)

スブタ-葉2

葉の縁に上向きの鋭い鋸歯が見られます。藻などが絡んでいることが多くて
鮮明に写せたのはこれ1枚だけでした。(2015.9 栃木県芳賀町)

マルミスブタ、ヤナギスブタを加えて4者を比較すると・・・

 
スブタ
ミカワスブタ
種子
表面に突起がある
表面は平滑
種子
両端に
尾状突起がある
尾状突起はない
極めて短い
明瞭



(2015.9.8 追加修正)