ヒメナツトウダイ <暫定・再検討>

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トウダイグサ科 Euphorbiaceae
ナツトウダイを小さくしたようなイメージですが、別種。
丈は10-30cmと小型、茎が束生し、茎葉は倒披針形~長楕円形、茎頂に葉が5輪生し、その葉腋から5本の枝を伸ばして杯状花序を付けます。更に2分を繰り返します。
花序自体も小さく、苞は三角状卵形、腺体はやや四角く角張った三日月形、両端の角状の付属体がナツトウダイよりやや小さい。子房は平滑。

<再検討>  尾瀬のものは、近年ナツトウダイの山地型という意見があり、それによれば、本種の自生地域は北海道・青森・長野に限られます。調べ直す必要がありそうです。

 

2012.2.13 作成
  • 全体

ヒメナツトウダイ-全体

丈はせいぜい30cmほどですが、花序も目立たない色が数mmポツポツあるだけなので、
他の花らしい花に気を取られて見逃してしまいそう。(2009.7 至仏山)

ヒメナツトウダイ-花

腺体は三日月型というより、オニのお面のような形? 
付属帯も短いのかもしれない。(2009.7 至仏山)

ヒメナツトウダイ-実

無毛、突起もありません。
(2011.7 尾瀬)