イワタイゲキ

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トウダイグサ科 Euphorbiaceae
海岸の岩場で見られるトウダイグサ。
丈はふつう30-50cm、大きいものは木質化した下部を含めて1m、株の径も1mに達し、シルエットが半球形になります。地下茎が発達しており、地上茎も太くがっしりして株立ちになります。
茎葉は密につき、4-6cmの長楕円形~倒被針形、鈍頭、全縁。茎頂にほぼ同形の葉を輪生状に付け、そこから多数放射状に枝を伸ばして杯状花序を付けます。更に2-3分を繰り返します。
花序には楕円形の黄色い苞葉が数枚付き、雄花4-5、雌花1、腺体は椀状の腎円形で雄花と同数、子房にはイボ状突起が見られます。

 

2016.11.6 更新
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  • 疑義

イワタイゲキ-全体

春の海岸では一際大きく、よく目立ちます。
(2017.3 千葉県館山市)

イワタイゲキ-全体2

ハマダイコンとコラボ。
(2015.4 千葉県館山市)

イワタイゲキ-全体3

若い株。茎の太さが目を引きます。
(2010.4 千葉県館山市)

イワタイゲキ-全体4

咲き進んだ株。子房が大きくなっています。
(2011.5 千葉県館山市)

イワタイゲキ-花

花に見える1つ1つが花序。まわりを囲むのは苞葉で4枚。
(2011.5 千葉県館山市)

イワタイゲキ-花2

まだ「蕾」の状態。雄花も総苞裂片が上を覆っていて、その廻りを腺体が囲んでいます。
(2014.4 千葉県館山市)

イワタイゲキ-花3

雌花が先に上がって来ます。子房には最初からイボ状突起があり、
花柱は3本で先端が更に2裂。雄花はまだ未開花。(2010.4 千葉県館山市)

イワタイゲキ-花4

雌花が受粉した頃、雄花が上がって来ます。雄花は雄しべ1つだけしかない。
写真は散形枝から更に散形状に付いた花序で雄花4雌花1。(2014.4 千葉県館山市)

イワタイゲキ-花5
本属はふつう散形枝に付く花序も雄花4雌花1ですが、
ここで見た本種は雄花5雌花1、腺体も5。花糸が伸びる前の葯の上に被っているのは
総苞裂片で花序全体は総苞に覆われている。(2015.4 千葉県館山市)

イワタイゲキ-花6

1.腺体 2.総苞裂片
(2016.4 千葉県館山市)

イワタイゲキ-花7

中央の花序が咲きだした状態。ただ、その花序がスペックに記載の要件に見合わず、
疑義が生じました。疑義のタブ参照。(2017.3 千葉県館山市)

イワタイゲキ-実

果実はイボ状の突起に覆われています。6室に分かれるように見えました。
(2011.5 千葉県館山市)

イワタイゲキ-実2

ほぼ完熟状態。径5-6mm。
(2016.6 千葉県館山市)

イワタイゲキ-葉

葉は長楕円形~倒被針形、密に付きます。
(2010.4 千葉県館山市)

イワタイゲキ-葉2

葉裏
(2016.4 千葉県館山市)

イワタイゲキ-茎

茎も葉も無毛。葉は密に付いています。
(2016.4 千葉県館山市)

イワタイゲキ-根

根は驚くほど太く、径5cmほどありました。写真は海蝕で根が露出したもの。
(2016.11 千葉県館山市)

イワタイゲキ-開花前

散形枝が伸びる前から苞葉が黄色くなり始めていました。
(2015.4 千葉県館山市)

イワタイゲキ-他

果実が落ちても葉は枯れず、総苞葉も緑色になっていました。
(2010.7 千葉県館山市)

イワタイゲキ-秋

11月の様子。枯れた茎は春に花を付けた残骸。
(2016.11 千葉県館山市)

イワタイゲキ-風景

直径1mを超える巨大株。丈も1m近い。目を疑いました。
(2010.4 千葉県館山市)

イワタイゲキ-風景2
風景1と同じ場所の3年後。2011年の津波、2013年の台風の高波で大きなダメージを
受けました。あの大きい株はこんなに小さくなり、廻りにあったものの多くは失われました。
でも小さな株も沢山出ていて、数年たてば戻ると思います。(2014.4 千葉県館山市)

イワタイゲキ-疑義

<疑義> 中央の花序に、腺体が7-8個、雄花数もそれと同数見られました。
4株で確認しましたが、同様でした。(2017.3 千葉県館山市)