マルミノウルシ

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トウダイグサ科 Euphorbiaceae
丈は40-50cm、或いはそれ以上、茎葉は互生し長さ7-8cmの長楕円形で鈍頭、茎の先に輪生状に葉を付け、そこから放射状に枝を出して杯状花序を付けます。 春の早い時期には葉が赤味を帯びることが多い。
花序に付く総苞葉は三角状卵形、花の腺体は腎円形子房は褐色で表面は平滑
ベニタイゲキの別名を持ちますが、必ずしも赤くはならないようです。

 

2016.6.5 更新
  • 全体
  • 全体2
  • 全体3
  • 花2
  • 花3
  • 花4
  • <参考1>
  • <参考2>

マルミノウルシ-全体

咲いている株の葉に赤味はありませんでしたが、
子房や腺体などの特徴は確認出来ました。(2013.4 岩手県一関市)

マルミノウルシ-全体2

(2013.4 岩手県一関市)


マルミノウルシ-全体3

海岸で見られたもの。
(2016.4 青森県八戸市)

マルミノウルシ-花

最上部の輪生状の葉からだけでなく、上部の葉腋からも
花序の柄を伸ばしていました。(2016.4 青森県八戸市)

マルミノウルシ-花2

腺体は腎円形。子房は赤味を帯びていて、表面は平滑。
(2016.4 青森県八戸市)

マルミノウルシ-花2

腺体の内側、雄花の外側にあって立ちあがっているものは、総苞裂片。
(2013.4 岩手県一関市)

マルミノウルシ-花4

総苞葉は三角状卵形。
(2013.4 岩手県一関市)

マルミノウルシ-実

突起がないので、名の由来どおり丸い印象。
(2016.5 青森県八戸市)

マルミノウルシ-葉

葉に赤味があるのが普通のようです。
(2013.4 岩手県一関市)

マルミノウルシ-参考

内陸の石灰岩地にあったもの。多くの特徴は本種に一致しますが、
果実は赤味がなく、葉裏に毛が見られました。(2013.5 青森県八戸市B)

マルミノウルシ-参考2

参考1の全体写真。葉に赤味はありませんが、
成長すると見られなくなるのは普通。(2013.5 青森県八戸市B)