ナツトウダイ Euphorbia sieboldiana
(型) イズナツトウダイ

2024.4.11 更新

ナツトウダイ

分類
トウダイグサ科 トウダイグサ属
植生環境
里 山地
開花時期
3-5月 日の当たる林縁等
地域
全国
特記
 -
特徴
早春に咲く「夏燈台」という紛らわしい名前の花。いち早く成長し、近所では桜が咲く頃に咲き出します。
丈は20-40cm、茎葉は全縁、互生し、倒披針形~狭長楕円形、しばしば赤味を帯びます。茎頂に菱状になった狭長楕円形の葉を5枚、輪生状に付け、5本の枝を放射状に出し、その先に杯状花序を付けます。更に2分を繰り返す。
花序には三角状卵形~卵状広楕円形で緑色の苞葉が付き、腺体はしばしば赤く、三日月形で両端が鋭く長く尖ります。子房は平滑。
名の由来は「初燈台」が訛ったとの説がありますが、トウダイグサのほうが開花は早い。
頂生する葉が菱状にならないものはイズナツトウダイと呼ばれますが、分けない。
備考
エングラー : トウダイグサ科
類似種
 
撮影地
2024.4 茨城県筑城山  他

ナツトウダイ

早春にいち早く伸び、芽出しから2週間くらいで開花します。 (2014.3 千葉市)


ナツトウダイ

苞葉は各2つで更に枝を2つ出して次の花序を付けます。 (2014.3 千葉市)


ナツトウダイ

腺体は三日月形で、両端にある付属体が角のように尖る独特の形。写真は雄花が1つ見えている。子房は平滑で3本花柱を伸ばし先端が2裂。 (2022.4 千葉県鴨川市)


(型) イズナツトウダイ (var. izuensis = synonym)

イズナツトウダイ