チシマツガザクラ

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ツツジ科 Ericaceae
他のツガザクラと異なり、鐘形やツボ型の花ではありません。本州の自生地は2カ所しかなく、極めて希。
葉は互生し、線形で長さ3-4mm。
花は枝先から伸びた柄に総状に2-10個付き、花冠は径5-6mmで、基部付近まで深く4裂し、裂片は平開します。雄しべは8個。

 

2018.1.10 更新
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  • 花3

チシマツガザクラ-全体

本州では青森の1カ所、岩手の1カ所にしかなく、どちらも極めて限定的。
(2009.8 岩手県)

チシマツガザクラ-全体2

花はまばらにしか咲いていませんでしたが、見れただけでも感激でした。
(2009.8 岩手県)

チシマツガザクラ-花

枝は地を匍い、立ち上がって2-10個の花を密に付けます。
(2009.8 岩手県)

チシマツガザクラ-花2

花冠は根本近くまで裂けて平開、やや反曲します。雄しべは8。
(2009.8 岩手県)

チシマツガザクラ-花3

立ち上がる枝に付く葉はまばらで、屈毛のような毛が見られました。
(2009.8 岩手県)

チシマツガザクラ-葉

匍う枝に付く葉は密。葉の断面は半円形のようでした。
(2009.8 岩手県)