ウスバサイシン Asarum sieboldii


ウスバサイシン

分類
ウマノスズクサ科 カンアオイ属
植生環境
山地
開花時期
3-5月 渓流沿いなど湿ったところ
地域
本州 四国 九州北部 
特記
 -
特徴
茎は地を匍い、葉が2枚対生状に付きます。葉は5-8cmの卵心形で先は急に尖り、基部は心形、質は薄く光沢はありません。
花は葉の間に付き、径1-1.5cm、萼の裂片が三角状で平開し、先が尖ります。開口部は大きく、萼筒内部も全体に暗紫色を帯び、隆起したヒダが多数ある。
花色が黄色~淡緑色のものはキバナウスバサイシンと呼ぶ。
備考
エングラー : ウマノスズクサ科
類似種
トウゴクサイシン : 葉は常緑で厚みがある。萼筒内部は一部白色~淡ピンク、低いヒダがある。
ミクニサイシン : 花の開口部がくびれて径の半分以下と狭い。
オクエゾサイシン : 開口部の径は狭く、萼筒内部に白色~淡ピンクの部分がある。裂片は反り返る。
撮影地
2014.4 茨城県北茨城市  他

ウスバサイシン

沢沿いの北向き斜面に点々とありました。 (2014.4 茨城県北茨城市)

ウスバサイシン

萼の裂片が三角状、開口部が大きい。他のウスバサイシンの仲間より、筒部が短いようです。 (2013.5 長野県茅野市)

ウスバサイシン

葉は卵心形、基部は深い心形。 (2013.5 長野県茅野市)


(型) キバナウスバサイシン

ウスバサイシン

花色が黄緑色~淡緑色のもの。 (2017.4 群馬県)