チシマネコノメソウ

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ユキノシタ科 Saxfragaceae
丈は3-20cm、茎葉はないか、1対、3-10mmの扇状で対生し、基部はくさび形で柄に流れます。根生葉は花期にも残り、ロゼット状で4-6枚。茎は緑色か暗赤色。
花には花弁はなく、萼裂片は黄緑色平開、裂開前の葯は黄色~汚紅色で8本苞は緑色で茎葉よりも大きく、卵形~円形で先は丸く、鋸歯は目立たない。基部はくさび型で緑色。

 

2016.5.3 更新
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チシマネコノメソウ-全体

写真の葉は互生しているが、多くは対生。茎葉よりも苞が大きい。
(2012.4 新潟県 旧・巻町)

チシマネコノメソウ-花

下のほうにボケていますが根生葉が花期でも見られます。
(2012.4 新潟県 旧・巻町)

チシマネコノメソウ-花

萼は緑で平開、雄しべは8個で葯は赤・橙・黄色とまちまち。
写真は葯がオレンジ色のもの。(2016.4 青森市)

チシマネコノメソウ-花2

葯の黄色いもの。葯の色の異なった物が同じ所に混在していました。
苞の鋸歯は目立たない。(2012.4 新潟県 旧・巻町)

チシマネコノメソウ-花3

葯の赤いもの。萼も赤味を帯び、茎も赤いというのが印象でした。
(2012.4 新潟県 旧・巻町)

チシマネコノメソウ-葉

根生葉と無花茎の葉。
(2012.4 新潟県 旧・巻町)

チシマネコノメソウ-葉2

茎葉は対生。
(2016.4 青森市)

チシマネコノメソウ-参考

本種が群生する中で見られたもの。この株の苞はみんなこんな感じ。
苞の鋸歯が粗くて深く、イワネコノメソウのようなもの。(2016.4 岩手県野田村)

チシマネコノメソウ-参考2

「参考」の周囲にあったもの。普通のチシマネコノメソウに見えました。
(2016.4 岩手県野田村)