クロクモソウ

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ユキノシタ科 Saxfragaceae
エゾノクロクモソウの変種。
根生葉は2-8cmの腎円形で、基部は心形、卵形の大きな鋸歯があり、鋸歯の先はあまり尖らない。茎葉はない。
花茎は10-30cmで曲がった毛があります。花は円錐花序に多数付き径5-8mm中央に花盤があり、花弁の基部は細まります。
東北以北には花柄に腺毛が見られ、葉の鋸歯が三角状のエゾノクロクモソウがあります。

 

2017.4.7 更新
  • 全体
  • 全体2
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  • 全体4
  • 花2
  • 花3
  • 葉2

クロクモソウ-全体

丈は40cm程度、花柄に縮毛があります。
(2011.9 北ア・白馬岳)

クロクモソウ-全体2

亜高山帯で見られたもの。葉がこんもり茂った大きな株で、まだまだ咲きそうでした。
(2015.8 山梨県北岳)

クロクモソウ-全体3

高山帯の岩場にあったもの。花序も小さかった。
(2013.7 長野県八ヶ岳)

クロクモソウ-全体4

果期。
(2009.8 長野県八ヶ岳)

クロクモソウ-花

花は円錐状に多数付きます。
(2016.8 北八ヶ岳)

クロクモソウ-花2

花弁は少しそり返り、先端は浅く2裂していますが、肉眼ではほとんど気づきません。
中央に花盤があり、その中央に花柱があります。(2007.8 長野県上高地)

クロクモソウ-花3

(2015.8 山梨県北岳)


クロクモソウ-つぼみ

(2013.7 長野県木曽駒ヶ岳)


クロクモソウ-葉

葉は腎円形で綺麗な鋸歯があります。
(2007.8 長野県上高地)

クロクモソウ-葉2

表面に少し毛が見られましたが葉柄はほぼ無毛でした。
(2015.8 山梨県北岳)

クロクモソウ-花2

花序の軸にも縮毛が見られました。
(2015.8 山梨県北岳)