ムカゴネコノメ

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ユキノシタ科 Saxfragaceae
地下の珠芽から茎を立て、地上とまたは地下に走出枝を出すのが特徴のネコノメソウ。
丈は3-15cm、茎葉は2-3対で
対生または互生で卵円形から広卵形で4-18mm、基部はくさび形、2-3対の浅い鋸歯があります。根生葉は花期には見られません。茎には白毛があります。
花には花弁はなく、萼裂片は
淡黄緑色でやや斜上気味に直立、雄しべは8、時に4で裂開前の葯は淡黄色、苞は茎葉と同形で緑色

 

2018.4.15 更新
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  • 花2
  • 花3
  • 走出枝

ムカゴネコノメ-全体

花の時期、ふつう根生する葉は見られません。
萼が斜上するのがわかりやすい特徴。(2013.4 茨城県高萩市)

ムカゴネコノメ-全体2

(2013.4 茨城県高萩市)


ムカゴネコノメ-全体

葉や苞は卵形で鋸歯は浅い。
(2009.3 茨城県筑波山)

ムカゴネコノメ-全体4

ここでは茎葉は円形に近い印象でした。
(2015.3 茨城県 旧・真壁町)

ムカゴネコノメ-花

(2018.4 福島県 旧・会津高田町)


ムカゴネコノメ-花2

萼は黄緑色で直立、やや斜上し、葯は黄色、雄しべは8本。
(2013.4 茨城県高萩市)

ムカゴネコマメ-花3

開花まもない花。雄蕊8で葯は黄色、花柱2つは雄しべと同長かやや短いようです。萼はまだ立っていて、葯が裂開するころまでには斜開します。(2015.3 茨城県 旧・真壁町)

ムカゴネコノメ-実

(2015.3 茨城県 旧・真壁町)


ムカゴユキノシタ-葉

茎葉は対生する場合も互生するものもありますが、ここではほとんど対生し、2-3対見られました。下部の葉柄は長く、毛が少し見られました。(2015.3 茨城県 旧・真壁町)

ムカゴネコノメ-走出枝

地下に走出枝を出してムカゴを付けるのが特徴ですが、地上でも下部の葉腋から
走出枝を出しています。(2014.4 茨城県高萩市)