ホトトギス

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 ユリ科 Liliaceae
秋の里の林内などでよく見られる代表的な秋の花の1つです。
丈は40-80cm、林内などでは立ち上がり、崖地などでは垂れ下がるような姿になります。葉は8-20cmの長楕円形~披針形でヤマジノホトトギスに比して細く先の尖りが鋭い。基部は茎を抱きます。茎には斜上する毛が密にあり、葉にも開出した毛が多い。
花は葉腋に1-3個付き、花被は平開せず斜上花柱に紫斑が見られます。
なお、ホトトギスの名で園芸店で売られているもの多くは、タイワンホトトギスとの交雑種と見られます。

 

2021.10.9 更新
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ホトトギス-全体

沢沿いに湿った岩場から垂れ下がるようにして咲いていました。
(2015.10 千葉県大多喜町)

ホトトギス-全体2

(2017.10 千葉県鴨川市)


ホトトギス-全体3

花は葉腋に1~3つ付きます。
(2013.10 千葉市)

ホトトギス-全体4

(2021.10 千葉市)


ホトトギス-花

(2017.10 千葉県鴨川市)


ホトトギス-花2

(2018.10 千葉県大多喜町)


ホトトギス-花3

花披片は斜めに開き、花柱に紫の斑点が多数あります。花柄は短い毛が密生し、
花被の外側下部にも見られます。(2013.10 千葉市)

ホトトギス-花4

花弁の裏側に白い綿毛のあるもの。
(2017.10 千葉県 旧・天津小湊町)

ホトトギス-花5

外花被片は幅が少し広く、基部は距になる。
(2018.10 千葉県大多喜町)

ホトトギス-花6

花柱は3裂し、更に2裂。
(2017.10 千葉県 旧・天津小湊町)

ホトトギス-葉

葉は披針形~長楕円形で、ヤマジノホトトギスなどに比べると細く鋭い印象。
葉面に毛が見られます。(2014.9 神奈川県箱根町)

ホトトギス-葉2

葉の幅の狭いもの。茎を抱く基部が多少膨れて見えた。
(2017.9 千葉県天津小湊町)

ホトトギス-葉3

葉表には毛が多く見られます。紫色の柄は花柄で基部に苞が見られました。
(2018.10 千葉県大多喜町)

ホトトギス-葉4

葉裏にも毛が多く見られます。
(2015.10 千葉県大多喜町)

ホトトギス-茎

茎には斜上する毛が密生します。
(2013.10 千葉市)

ホトトギス-芽出し

葉の縁、葉面に毛が多く見られました。
(2014.3 千葉市)