キンコウカ

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キンコウカ科 Nartheciaceae
ユリ科 Liliaceae
湿原などに大群生して、夏に鮮やかな黄色の花を付けます。
葉は全て根生し、表面を内側に中脈で折りたたまれた剣状で10-30cmの線形、袴状に付きます。
花茎は20-40cm、花は茎頂に6-10cmの総状に付き、花径15mm前後、花糸に縮毛が密生します。花被は花後、緑色になって残ります。

 

2017.7.23 更新
  • 全体
  • 全体2
  • 全体3
  • 花2
  • 葉2

キンコウカ-全体

ポツンと1株だけあったもの。大群生が普通なので、このほうがレア。
(2008.8 長野県八方尾根)

キンコウカ-全体2

亜高山帯などの湿原ではこのようによく群生しています。
(2010.7 群馬県武尊山)

キンコウカ-群生

(2017.7 青森県八甲田山)


キンコウカ-花

(2017.7 青森県八甲田山)


キンコウカ-花2

花糸の毛が目立ちます。
(2009.7 群馬県武尊山)

キンコウカ-実

花被片は花が終わっても緑色になって果実を囲むように残ります。
(2015.7 青森県八甲田山)

キンコウカ-葉

根生する葉はアヤメ科の葉と同じように葉表を内側にして中脈で折りたたまれた剣状で、内側の葉を挟み込みます。見えている両面が葉裏。(2017.7 青森県八甲田山)

キンコウカ-葉2

茎葉は数個付き、小さい。これも剣状で両面葉裏。基部は茎を挟み込む。
(2017.7 青森県八甲田山)