ハリコウガイゼキショウ

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イグサ科 Juncaceae
茎は地を匍って広がり、丈は5-50cm、茎はは2-3個で短く、円筒状、乾くと隔壁は明瞭になる。
頭花は3-6花からなり、花被片は3-4mmの披針形で長くとがり、内花被片は外花被片より少し長いか同長、雄しべは3で外花被片の半長、葯は花糸より短い。花柱は3岐。果実は褐色で光沢があり、花被片より長い。

 

2021.6.26 作成
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ハリコウガイゼキショウ-全体

休耕田で群れていました。
(2021.6 千葉県多古町)

ハリコウガイゼキショウ-全体2

茎の下部が地を張い、節から発根して広がるようで、
休耕田に点々とこのような姿で見られた。(2021.6 千葉県多古町)

ハリコウガイゼキショウ-花

最下の苞は花序よりかなり短い。
(2021.6 千葉県多古町)

ハリコウガイゼキショウ-花2

頭花は3-6個。
(2021.6 千葉県多古町)

ハリコウガイゼキショウ-花3

雄しべ3、花柱3岐。葯がやや長いのに違和感がありました。
(2021.6 千葉県多古町)

ハリコウガイゼキショウ-実

果実は褐色で光沢があり、花被片の1.5倍ほどありました。
外花被片が少し短いようでした。(2021.6 千葉県多古町)

ハリコウガイゼキショウ-葉

茎はは2-3個で短く、針状。乾くと隔壁は明瞭になる。
(2021.6 千葉県多古町)

ハリコウガイゼキショウ-茎

茎は円筒状。
(2021.6 千葉県多古町)

「葯は花糸より短い」という点について疑義が残りますが、頭花は6個程度あり、苞は花序よりはるかに短い、など、アオコウガイゼキショウやタチコウガイゼキショウとは明らかに異なっており、本種としました。