ミツマタ

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ジンチョウゲ科 Thymelaeaceae
和紙の材料として知られている植物。
2mほどになる落葉低木。本年枝は3分岐します。葉は5-20cmの長楕円形~披針形、先は鋭く基部は長いくさび形、全縁。
花は葉が出る前に咲き、枝先に付くボンボリのような花序に付きます。花弁はなく、萼筒は8-15mm、先は4裂で片の内側は黄色。

 

2020.3.10 更新
  • 全体
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  • 花2
  • 花3
  • 花4
  • 枝2
  • 枝3
  • 樹皮

ミツマタ-全体

名のとおり、枝は三ツ股に分枝を繰り返します。
(2007.4 茨城県筑波山)

ミツマタ-全体

(2007.4 茨城県筑波山)


ミツマタ-全体3

沢沿いの土手状の場所に数本まとまって見られました。
(2020.3 静岡県南伊豆町)

ミツマタ-花

枝先にボンボリ型の花序を付けます。花序には花が30-50個。
(2018.3 千葉市) <植栽>

ミツマタ-花2

花弁はなく、萼内側は黄色で先端は4裂。雄しべは8個で、4個が表から見えます。
(2018.3 千葉市) <植栽>

ミツマタ-花3

萼の外側は白く、萼筒は8-15mm、絹毛が密生します。
(2018.3 千葉市) <植栽>

ミツマタ-花4

花は外側から開花するようで、一番外側の花は白色に変化していた。
(2020.3 静岡県南伊豆町)

ミツマタ-枝

若い枝には伏毛が密生する。
(2018.3 千葉市) <植栽>

ミツマタ-枝2

枝は三ツ俣に分岐を繰り返します。
(2020.3 静岡県南伊豆町)

ミツマタ-枝3

とはいえ、三ツ俣でないところもある。あとから側枝が出たような姿の場所もある。
(2020.3 静岡県南伊豆町)

ミツマタ-樹皮

樹皮は灰色~灰褐色、縦の筋が見られます。つまんだような凸部がどこの場所のどの木にも見られますが、図鑑等には記述がない。なんだろう。(2020.3 静岡県南伊豆町)