オニシバリ / ムラサキオニシバリ

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ジンチョウゲ科 Thymelaeaceae
葉は7-8月までに落葉することから、ナツボウズの異名があります。
1m以下の落葉低木。雌雄別株。
葉は互生し、5-13cmの長楕円形で、側脈は7-9対。
花は数個ずつまとまって付き、黄緑色、花弁はなく、萼筒は5-9mm、先は4裂し、裂片は萼筒の半長。果実は長さ8mmの楕円状球形で5-7月に赤く熟します。
萼筒が紫色を帯びたものはムラサキオニシバリと呼びます。

 

2020.11.5 更新
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オニシバリ-全体

そろそろ花も終わり頃でしたが、なんとか間に合いました。
(2020.3 静岡県南伊豆町)

オニシバリ-全体2

このあたりでは、早い年だと1月から咲き始めるようです。
(2018.3 千葉県大多喜町)

オニシバリ-全体3

丈が70-80cmほどあったもの。
(2018.2 千葉県鴨川市)

オニシバリ-全体4

雌株
(2018.2 千葉県鴨川市)

オニシバリ-花

雄株の花。花冠に見えるものは萼で花弁はない。雌花も同様。
(2018.2 千葉県鴨川市)

オニシバリ-花2

雄しべが橙色で少し飛び出しています。
(2018.2 千葉県鴨川市)

オニシバリ-花3

雄花の萼の裂片は筒部の半長。
(2018.2 千葉県鴨川市)

オニシバリ-花4

雌株の花。雄花より少し小さいが、裂片の大きさにはさほどの差異はない。
(2018.2 千葉県鴨川市)

オニシバリ-花5

雄しべはありますが、葯はなく、筒部の中に収まっています。
(2018.2 千葉県鴨川市)

オニシバリ-花6
左:雄花 右:雌花。
裂片の大きさにはさほど差異はありませんでしたが、筒部の長さは雌花は明らかに短く、
「裂片は筒部の半長」は当てはまらない。(2018.3 千葉県大多喜町)

オニシバリ-蕾

前年11月初旬で見られました。
(2020.11 千葉県鴨川市)

オニシバリ-実

若い果実
(2018.4 千葉県鴨川市)

オニシバリ-実2

(2018.6 千葉県鴨川市)


オニシバリ-葉

葉は長楕円形。側脈はあまりはっきりしていなかった。
(2018.2 千葉県鴨川市)

オニシバリ-葉2

葉裏。
(2018.2 千葉県鴨川市)

ムラサキオニシバリ-全体

萼筒が紫色を帯びたものはムラサキオニシバリと呼ばれます。
写真は雌株。(2018.3 東京都高尾山)

ムラサキオニシバリ-花

もっと紫色を帯びたものもあるそうで、これが本種の範疇になるのかはわからない。
標準のオニシバリは萼裂片と同じ色。(2018.3 東京都高尾山)