ケンポナシ Hovenia dulcis

2023.11.10 作成

ケンポナシ

分類
クロウメモドキ科 ケンポナシ属
植生環境
里 山地
開花時期
6-7月  
地域
奥尻島 本州 四国 九州
特記
 -
特徴
高さ25mになることもある落葉低木。枝は紫褐色で無毛、小さな皮目がある。葉は長さ10-20cmの広卵形、先は鋭尖頭、基部は円形~切形、不揃いな鋸歯がある。ふつう裏面は無毛、葉柄は2-5cm。
花は枝先や上部の葉腋に集散状に付き、径7mm、花弁5は萼裂片5より少し長く、雄しべと共に反り返る。果実は球形で径7mm、花序軸は著しく肥厚する。
備考
エングラー :  クロウメモドキ科
類似種
 
撮影地
2023.10 千葉市

ケンポナシ

花序軸が果期に膨らみ、果実より目立ってグロテスクな感じ。が、膨れた花序軸は梨のような香りがあり、食べられる。恐る恐る試してみたが、甘く洋梨のよう。果実は7mmの球形、熟すと果序柄ごと落果する。 (2023.10 千葉市)


ケンポナシ

葉は広卵形、先は鋭尖頭、基部は円形~切形。ふつう不揃いな鋸歯があるが、ここのものの鋸歯は極めて微小だった。ケケンボナシのなうな裏面脈上に褐色の毛もあったが、枝には毛はなく、小さな皮目が見られるなど本種の特徴だった。 (2023.10 千葉市)