ヤマトミクリ Sparganium fallax

2022.6.22 更新

ヤマトミクリ

分類
ガマ科 ミクリ属
植生環境
開花時期
5-9月 池 沼 用水路
地域
関東以西
特記
準絶滅危惧
特徴
丈は40-80cm、葉は幅4-10mmの線形で、葉裏の中央に稜があります。
花茎は分枝せず、上部は5-9個の雄花頭花、下部に3-6個の雌花頭花が付きます。雌花頭花には柄があり、その柄の全部または一部は茎と合着します。雄花頭花はそれぞれ接して付かない。
備考
エングラー : ミクリ科
類似種
ミクリ : 花茎は分枝し、上部に付く雄頭花は接して付く。
撮影地
2017.6 千葉県

ヤマトミクリ

花序は枝分かれせず、上部に雄花頭花、下部に雌花頭花が付く。雄花頭花は接して付かない。雌頭花は苞の反対側だったり、位置と関係なく付いたりするが・・・。 (2017.6 千葉県)

ヤマトミクリ

花序の柄は苞から伸びるが茎と合着しているようだ。最下の雌頭花は時に写真のように途中で少し開出していた。 (2017.6 千葉県)

ヤマトミクリ

左:雌花頭花 花柱~柱頭で2mmと短い。右:雄花頭花 (2015.6 / 2017.6 千葉県)


ヤマトミクリ

果実は2-2.5mmの紡錘形~長楕円形。中央部がくびれるそうですが、解体しないとわからない。 (2017.6 千葉県)


ヤマトミクリ

葉裏の中央に三角状の稜がありますが、ミクリに比して三角形の底辺部分の幅が狭く、高さも低い。 (2022.6 / 2017.6 千葉県)