ヌルデ

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ウルシ科 Anacardiaceae
高さ ~10mの木本。雌雄別株。葉は奇数羽状複葉で葉軸に翼があります。小葉は3-6対で5-12cmの長楕円形~卵状長楕円形、先は尖り、基部は円形からくさび形も鈍鋸歯が見られます。
花は大きな円錐状花序に多数付き、花は3mm、花弁は5で、雄花の花弁は反り返り、雌花は平開します。
昔、果実でろうそくが作られていた。

 旧・ウルシ属から分けられたが、ヌルデ属がRhusを引き継ぎ、他種がToxicodendron となった

 

2021.10.8 更新
  • 全体
  • 全体2
  • 果期
  • 果期2
  • 葉2
  • 葉3
  • 虫えい
  • 虫えい2

ヌルデ-全体

1-2mくらいの株でも、大きな花序を付けていました。
(2017.9 千葉県天津小湊町)

ヌルデ-全体2

(2017.9 千葉県天津小湊町)


ヌルデ-果期

(2018.9 千葉市)


ヌルデ-果期2

赤矢印は虫えい。
(2021.10 千葉県睦沢町)

ヌルデ-花

雄花。花弁5は反り返ります。雄しべも5。
(2017.9 千葉県天津小湊町)

ヌルデ-実

(2018.9 千葉市)


ヌルデ-葉

葉は奇数羽状複葉で小葉は3-6対。葉軸に翼が見られます。
(2018.5 千葉市)

ヌルデ-葉2

葉表。葉軸や葉の葉脈上に毛が見られます。
(2018.5 千葉市)

ヌルデ-葉3

葉裏や葉軸、葉軸の翼には全体に軟毛が見られます。
(2018.5 千葉市)

ヌルデ-茎

(2018.5 千葉市)


ぬるで-虫えい

果実にも見えますが、小葉の虫えいで「ヌルデノミミフシ」と呼ばれます。
(2021.10 千葉県睦沢町)

ヌルデ-虫えい2

ヌルデノミミフシはヌルデシロアブラムシが寄生したもの。長さ5cmくらいもあって果実とは比較にならないほど大きく、大抵3-4個かたまって付いていた。(2021.10 千葉県睦沢町)