イヌブナ

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ブナ科 Fagaceae
丈は25mほどになり、樹皮はやや黒っぽく、イホ状の皮目があります。葉は5-10cmの楕円形で側脈は10-14対、ブナよりやや薄く、裏面の毛は秋まで残ります。
花は新枝の下部に雄花序が、先に雌花序が付き、雄花序は6-15個の花が球状に付いて長い柄から垂れ下がり、雌花序は2個の雌花が5mmほどの総苞に包まれています。雌花の花柱は3裂。果実は1-1.2cmの紡錘型で、垂れ下がって付きます。

 

2018.5.1 作成
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  • 花2

イヌブナ-全体

ブナとよくにており、そのつもりで撮影を始めましたが、樹皮と葉の違いで本種とわかった。
(2018.4 群馬県神流町)

イヌブナ-全体2

(2018.4 群馬県神流町)


イヌブナ-全体3

雄花序は垂れ下がり、雌花序は枝先。
(2018.4 群馬県神流町)

イヌブナ-花

雄花花序。柄に毛が密生しています。
(2018.4 群馬県神流町)

イヌブナ-花2

雌花花序。
(2018.4 群馬県神流町)

イヌブナ-葉

葉は長楕円形、側脈が10-14対とブナより多い。ブナは7-11対。
(2018.4 群馬県神流町)