イチョウ Ginkgo biloba


イチョウ

分類
イチョウ科 イチョウ属
植生環境
開花時期
4-8月  
地域
外来種 (中国原産)
特記
IUCN絶滅危惧種 (B1+2c)
特徴
現在も生存する世界最古の樹種の1つで「生きた化石」(遺存種)とも呼ばれる。古生代最後のペルム紀~恐竜の時代(中生代ジュラ紀)に栄えたイチョウ亜綱(またはイチョウ目)最後の生き残り植物。
丈は~30m、幹の直径は2.5mになる。葉は長枝では互生、単枝では束生し、幅5-7cmの扇形。
花は雌雄別株で葉の展開と同時に咲き、いずれも2cmほど、受精は8-9月 頃。 10月に外種皮は黄色くなり悪臭を伴い、触れるとかぶれる。内種皮は白くて固いおなじみの「銀杏」。
その他
本種の学名はリンネによるもので、17世紀末、長崎・出島のオランダ商館にいたケンペルの記述を引用、ケンペルは江戸時代の儒学者・中村惕斎の「訓蒙図彙」を参照としている。
学名の"Ginkgo"は日本語「銀杏」の音読み・・・"ginkyou"・・・ドイツ語て"ginkjo"が由来。但しケンペルが"j"を"g"と誤記したためこのようになったそうだ。原産地中国では「銀杏」を"Yínxìng"(インシィン)と発音する。
(以上、wikipedia、他を参照し記述しました)
備考
エングラー : イチョウ科
類似種
 
撮影地
2021.9 千葉県市原市

イチョウ

外種皮は橙色に熟し、つぶすと悪臭を放つ。「銀杏」は内種皮。 (2021.9 千葉県大多喜町)

イチョウ

葉は短枝に束生し、文字通りイチョウ形。ケイ素を多く含むため落葉しても腐敗しにくく、街路樹の落ち葉は時々問題になるようですが、漢方薬(イチョウの葉のエキス)になったり、燃やした灰を用いて焼物の釉薬(ゆうやく)に利用することもできるようだ。 (2021.9 千葉県市原市)