オニグルミ

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クルミ科 Juglandaceae
高さ7-10mになる落葉高木。樹皮は縦に割れ目が入ります。若い枝には短毛と軟毛が見られます。
葉は40-60cmの奇数羽状複葉で、葉柄や葉軸には褐色の軟毛と腺毛が見られます。
花は葉の展開と同時に咲き、雌花花序は枝先に直立し、雄花花序は10-22cm、前年の葉の葉腋に付き、垂れ下がります。花軸には腺毛と長毛が見られます。果実は長さ3-4cmの楕円状球形。

 

2020.7.4 更新
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  • 葉3
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  • 葉5
  • 割り方

オニグルミ-全体

意外と身近な所にありました。
(2018.4 千葉市)

オニグルミ-全体2

(2018.4 千葉市)


オニグルミ-全体3

果期
(2020.7 千葉市)

オニグルミ-花

まだ雌花花序は見られませんでした。垂れ下がっているのは雄花花序。
(2018.4 千葉市)

オニグルミ-花2

雄花。
(2018.4 千葉市)

オニグルミ-花3

雄花。まだ未開花。
(2018.4 千葉市)

オニグルミ-花4

雌花序は雄花が終わり頃に新枝の先に咲く。
(2018.4 千葉市)

オニグルミ

雌花。萼筒にも短い毛と若干の腺毛があるようでした。
(2018.4 千葉市)

オニグルミ-実

若い果実
(2018.5 千葉市)

オニグルミ-実2

長短の腺毛が密生。
(2018.5 千葉市)

オニグルミ-実3

生長した果実(仮果)。まだ未熟だが、姿は熟した状態に近い。外側の果肉状花床の
内側に、クルミらしい形の本来の果実(核)がある。(2018.6 千葉市)

オニグルミ-実4

(1):核 (2):2つに割ると、中にある種子が見られる
(3):種子 勿論食べられます 詳しくは「割り方」タブをご覧ください

オニグルミ-葉

葉は奇数羽状複葉、小葉は5-9対で無柄。
(2020.7 千葉市)

オニグルミ-葉

花期の頃の葉
(2018.4 千葉市)

オニグルミ-葉3

小葉の基部はゆがんだ切形。
(2018.5 千葉市)

オニグルミ-葉4

葉裏。腺毛が密に見られます。
(2018.5 千葉市)

オニグルミ-葉2

葉軸にも腺毛が密生していました。
(2018.5 千葉市)

オニグルミ-枝

若い枝には短い毛が見られます。
(2018.4 千葉市)

オニグルミ-幹

暗い灰色で縦に割れ目が入ります。
(2018.4 千葉市)

オニグルミ-冬

頂芽と雄花序の花芽。頂芽は短い褐色の毛で覆われている。
(2019.12 千葉市)

オニグルミの核は大変固く、金槌でたたいて割るなどの方法もありますが、このやり方は中まで粉々になることも多いですし、室内では家具や調理台まで傷めてしまいます。
くるみ割りを使えば良いのですが、これだけの為に買うのも・・・という方には、以下の方法なら、どこの家にもある身近な道具で誰でも簡単に綺麗に割ることができます。

用意するもの:フライパン 軍手 マイナスドライバ

1.核をフライパンで数分煎ります。
2.割れ目が少し開いたら取り出します。煎りすぎると油分が飛んで味が落ちるので気をつけてください。
3.煎った直後は熱いので、手袋等をして片手でクルミを押さえます。割れ目にマイナスドライバを浅く差し込み、ドライバを少し回転させると、割れ目は簡単に拡がります。力はほとんどいりません。
4.割れ目が5-10mmほどに拡がれば、後は女性でも素手で裂くようにして簡単に割る事ができます。・・・実4の写真はこうして割ったものです。

5.中の果肉(種子)を食べるには、爪楊枝でほじって取り出し、少しの塩と一緒に食べます。

果肉(種子)はセイヨウグルミほどには大きくありませんが、油脂分が豊富で、味も全く遜色ありません。新鮮な分、暖かいうちはこちらのほうがおいしいかも・・・。