エノキ

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アサ科 Cannabaceae
ニレ科 Ulmaceae
高さ20mほどになる落葉高木。樹皮は灰黒褐色でなめらかですが、小さな皮目もある。本年枝には毛が密生します。
葉は4-9cmの広楕円形で、先は急に尖り、基部は広いくさび形で、左右不対称となります。葉の基部から伸びる3脈が目立ちます。脈は縁に達しない。鋸歯は葉の半分程度、時に全縁。葉柄は5-15mm。
花は葉と同時に咲き、雄花は新枝の基部に集まって付き、両性花は上部に葉腋に付きます。いずれも花被は4、雄しべ4。果実は赤褐色に熟す。

 

2023.5.21 更新
  • 全体
  • 全体2
  • 果期
  • 果期2
  • 花2
  • 花3
  • 花4
  • 実2
  • 実3
  • 葉2
  • 葉3
  • 虫えい

エノキ-全体

谷津田のまわりなどで見られることが多い。
(2018.4 千葉市)

エノキ-全体3

(2018.4 千葉市)


エノキ-果期

花が終わってまもない状態。
(2018.4 千葉市)

エノキ-果期2

熟す直前の状態。
(2018.9 千葉市)

エノキ-花

新枝の下部に雄花が、上部に両性花が付く。上部に2分しているのが両性花の花柱。
(2018.4 千葉市)

エノキ-花2

雄花。花被片4、雄しべ4。
(2019.4 千葉市)

エノキ-花3

両性花。花被片4、雄しべ4、花柱は2裂。
(2019.4 千葉市)

エノキ-花4

両性花は雌性先熟のように見えます。花柱が見えますが、
花被片は開いておらず、雄しべも展開していない。(2019.4 千葉市)

エノキ-実

(2021.4 千葉県木更津市)


エノキ-実2

熟した果実。径6mm。食べられるそうですが、勇気が持てなかった。
(2018.10 千葉市)

エノキ-実2

柄にはまだ軟毛が見られました。
(2018.9 千葉市)

エノキ-葉

葉は広卵形、基部の3脈が明瞭、側脈は縁に達しない。上1/3~半分程度に鋸歯が見られますが、時に全縁。基部は左右非対称。 (2023.5 千葉市)

エノキ-葉2

裏面。軟毛がある。
(2023.5 千葉市)

エノキ-葉3

鋸歯の少ないもの。
(2021.4 千葉県木更津市)

エノキ-枝

当年枝には毛が密生。
(2021.4 千葉県木更津市)

エノキ-幹

(2018.4 千葉市)


エノキハトガリタマフシ

エノキハトガリタマフシ。小さなどんぐりのような形。
エノキトガリタマバエによる虫こぶ。(2023.4 千葉市)