2016年2-3月

 
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※ 日付はいずれも撮影日です。アップは不定期に行っています。
   
3.31 外観での区別はギブアップ ミドリハコベとコハコベ  
ミドリハコベ

ミドリハコベとコハコベ、外観での区別はほぼ不可能と言われますが、往生際の悪い性格故、今年も挑戦。別種なんだから何か違いはあるだろう、特徴の組み合わせパターンで、何かわかるんじゃないかと思ったわけです。

20箇所前後で詳細に撮影し、ミドリハコベは何となく掴めたかな・・・と思った矢先、再び悪魔のような個体が・・・。林内にありながら茎は真っ赤、葉も小さくまばら、雄しべも5-6個・・・コハコベと見当を付けたもの、種子を見たらトゲトゲが・・・。どこかで取り違えたかなと思って、もう1回採種しても答えは同じ。もうこれで絶望的、特徴の組み合わせでも、ほぼ全てでどちらもありうるということになりました。

この個体の詳細はミドリハコベのページの、「見分けにくいもの2」以降の3枚のタブに掲載しています。

ミドリハコベ のページ

   
3.30 目が慣れると・・・ヒナワチガイソウ  
ヒナワチガイソウ

探す時、スケールがイメージと異なると全く見つからないことがよくあります。判っていても、1年たつと忘れてしまって、見つけるのに苦労します。このヒナワチガイソウ、写真にすると赤い葯が可愛らしい花ですが、実物は丈は5cm強、あまり分枝もせず、葉も細く、花もハコベ程度の大きさで1-2個ととても地味な植物、花が咲く株は少なく、枯れ葉に紛れて咲いている花を探すのに毎年苦労してます。
自生範囲はとても狭く、小径沿いに10mほどの範囲、今年もまたすぐには見つからず、遅れているのかな・・・と思いつつ、それでも辛抱強く探しました。最初の10分で3株で花が見つかり、喜んで撮影していると、次の10分で10株ほど見つかり、目が慣れてくると・・・。

こういうゲーム性のある花探し、嫌いではないです。でも、1つも見つからないとダメージ大きい・・・。

ヒナワチガイソウ のページ

   
3.30 冬から目覚めたルリタテハ  
ルリタテハ

昔は寒さは得意で、20代の頃は冬山の耐寒トレーニングと称して、冬も寝るときは毛布1枚でがんばったりしてました。もっとも、それで風邪ひいたこともあったような・・・。
でも、最近は冬はダメ・・・。ストーブがんがん焚いて、自営業の強みで用事がない限り外出しない、夜は布団いっぱいかけて、朝は寒いから暖かくなってから起きてます。

それなのにルリタテハ、こんな小さな体で、長い冬をどうやって耐えているのか・・・。命を落とす個体も少なくないはず、冬の厳しさを示すように、羽がボロボロになってしまうものも多い中、こんなに綺麗な姿で春を迎えたこの個体はどうやって過ごしたんだろうか。

さすがに目覚めたばかりで体がまだ温まっていないのか、寝ぼけているのか、触覚に軽く触れてもすぐには逃げず、何度か触れたら急に勢いよく飛び立っていきました。

   
3.29 雨後の・・・ヒトリシズカ  
ヒトリシズカ

28日の夜、東京は雷が鳴ってヒョウが降ったりして大変だった見たいですが、こちらは何事もありませんでした。が、午前中は雨が降って、お散歩は出来ませんでした。

そろそろヒトリシズカが出てきたかな・・・と目を凝らして探しました。始めは立って探しましたがなかなか見つからず、やがてしゃがんで・・・ついには匍いつくばって・・・。やがて目が慣れてくるとあっちこっちで出てる。多くはまだ1cm以下。ゴミみたいに小さい。白い花糸が見えてるものはまだほんの僅か。前日の雨と今日の暖かさが目覚めたばかりのようです。

いよいよ春本番。すみれも咲いたし、桜も咲いたし、アルコールは飲めないから、コーヒーとポテチ持って、日向ぼっこしながら一人でお花見したいなという気分の1日でした。

ヒトリシズカ のページ

   
3.27 抜かないでね・・・コスミレ  
コスミレ

天気予報は「曇のち雨」・・・桜の季節は「花曇り」の言葉通りだな・・・と思っていたら、お昼になって急に晴れました。慌てて洗濯物干して、お散歩に出かけました。

そろそろコスミレが咲くなと思って見に行ったら、あちこち穴ポコが・・・また盗掘されてしまった。数少ないアオイスミレも咲いたと思ったら、一番立派な株がすぐなくなった。毎年抜かれるので、とうとう残ったのはたった3株・・・。これしかないもの、抜くのはさすがにどうかと思います。昨年暮れまであったクマガイソウもなくなった。抜かれそうなものは軒並み激減。他地域で沢山あっても、その地域で数少ないものなら、楽しみにしている人は沢山いる・・・普通の野草好きの人なら相当の抵抗感と罪悪感があると思うのですが・・・。
同じ人達の仕業かも・・・毎年同じもの抜くということは、毎年枯らしてしまっているということ、野草を愛するなら、せめて大切に育てて欲しいですね。

コスミレ のページ

   
3.23 つくし野  
つくし

近所の古い放棄田・・・今や畦の名残もなく、ちょつと湿った原っぱみたいになっている所に、毎年ツクシが沢山出て、一面「つくしの野原」みたいになります。今年はちょっと時期が遅れましたが、今日見たら、何百、何千のつくしがにょきにょき一面に生えてました。

つくしで思い出すのが、昔、福島の裏磐梯に子供達を連れてキャンプに言行った時の事、キャンプ場の雪が融けたまわりに沢山フキノトウとツクシがあり、じゃ、ツクシも食べてみようということになりました。さすがに鞘は硬いから食べられないだろうと剥いて、残りを醤油と砂糖で煮込んで佃煮に・・・。さて味は・・・醤油の味しかせず、胞子がザラザラして食感が悪く、残念な結果になりました。後から、胞子の部分も取って、茎の白い部分だけを食べるのだと知りました。今でもつくしを見ると、あの気持ち悪い舌触りを思い出します。

 

   
3.23 センボンヤリ咲いた with アブラムシ  
センボンヤリ

先週芽吹いたセンボンヤリ、早くも沢山咲き出しました。いつものように、全体撮って、花は上からと横から、更に総苞中心、・・・どの花撮っても咲きだしたばかりの綺麗なものなので選ぶ必要もなし、手っ取り早く、一番近くにあったものを撮って、あっという間に終了。

で、家に帰って確認すると・・・また例によってお邪魔虫・・・。それも、みんなに嫌われるアブラムシ。(タメ息)。それもど真ん中でポース取って、「残念でした」・・・と言ってるみたい。くそー。私が撮る花に限っているような気がするのは気のせい???

センボンヤリ のページ

   
3.22 マクロ撮影用のスタンドを自作してみました  
ミドリハコベ

最近、老眼が更に進んで、小さいものがどんどん見えなくなってきて、ファインダー覗いても、焦点が合ってるんだか、ボケてるんだか、判らなくなってきました。手持ち撮影なので、ブレも押さえられず、苦労してました。

最低限、種子などを撮影するためのマクロ撮影のスタンドをなんとかしなきゃと思っていましたが、意外と値が張るので、自分で試作してみました。早速ハコベの種子で試してみました。種子の直径は約1mmです。カメラは1800万画素、レンズの最大倍率は1.6倍ですが、光量不足で、ISO400、F8、1/30程度までしか使えず、50%縮小画像です。焦点も合わせにくくて、まだ今ひとつ・・・。

なお、このスタンド、ALL木製で、制作費用は400円、制作時間は3時間で、カメラを立てて置く台のような単純なものです。これで使えるものが出来たら儲けもの、もうちょっとがんばって改良してみようと思っています。

   
3.20 ツチグリ見つけた  
ツチグリ

今日、桜が開花?・・・という噂もありましたが、見送られた用ですが、庭のスモモが咲き出しました。例年、桜の開花日の1日前に咲くので、きっと明日には咲くのでは・・・。

お昼過ぎたら晴れてきたので、陽気に誘われてフラフラしたり、ツチグリ、見つけました。山地にしかないと思っていましたので、10mくらいの山?しかない市内にあってちょっとびっくり、嬉しくなりました。キノコの仲間はよく判らないのですが、これだけは剽軽で奇抜な姿なのですぐ判りました。球体の一番上にある穴から胞子が放出されたそうです。

そういえば、西日本には同名でバラ科の植物があり、西日本の人たちは普段、どう区別して呼んでいるんでしょうか?バラ科のツクヂリとか、キノコのツチグリとか呼んでるのかな?

   
3.17 ポカポカ陽で春本番に突入 アマナも咲いて・・・  
アマナ

本日は春本番を思わせる暖かい1日でした。ジャンバー着て出かけたけれど、暑くて脱いで、それでも歩くと汗ばんで、最後は半袖になってました。花も一斉に咲き出しました。

16日も含めて新たに見られた花は・・・カキドオシ、トキワハゼ、ムラサキケマン、ケキツネノボタン、ヘビイチゴ、フデリンドウ、ヒガンマムシグサ、アマナ、そしてなんとハルジオン。センボンヤリも蕾を伴って芽吹きました。畦はオオイヌノフグリの青の小径、田んぼは一面のタネツケバナ、周囲の土手にはホトケノザやヒメオドリコソウに混ざってセイヨウタンポポが・・・。里の一番綺麗な季節。

残るはあと1つ・・・桜。冬の硬い花芽が解け始めて、蕾が覗き、小花柄が少し伸び始めました。今年のシーズンが始まるんだな・・・と実感した1日でした。

   
3.12 あっという間に咲く・・・オクノアズマイチゲ  
オクノアズマイチゲ

撮りたかったのは、花を付けた茎葉の芽吹き。早春らしい明るい日差しの中で芽吹く姿は正に「春の妖精」のお目覚め。今年こそは撮りたいなと思ってました。

4日に様子を見に行った時は根生葉がたった1つだけ芽吹いていただけでしたので、まだしばらくかかりそうでしたが・・・。そろそろ根生葉も芽吹き揃って花芽も見られる頃かも・・・と2回目の偵察に行きました。すると、根生葉は出そろった感じになっていて、花芽を付けた茎葉も大きくなっているものがあちこちに・・・。もう1回くらい咲いたのではないかと思うものもありました。

左の写真は首が起き始めていて、芽吹いて丸1日くらいのもの。やっと1つ見つけました。明日は葉も開いて咲いてしまいそう。頭を垂れた妖精のお目覚めは今年もお預けみたいです。

オクノアズマイチゲ のページ

   
3.4 冬虫夏草・・・もどき  
虫草

知り合いのご婦人にお会いしたところ、面白いものがあると言ってお教え頂きました。木の幹に1cmほどの小さな虫がへばりついていて、その頭付近から何かが伸びて干からびていました。人伝に聞く「冬虫夏草」・・・?。

私はこういうものに関して全く知見がないので、調べて見ました。冬虫夏草とはキノコの一種で、地中でオオコウモリガの幼虫に寄生し、春に菌糸が成長して地上に現れるものだそうです。
が、日本にはオオコウモリガはいませんので、この菌は自然界には存在せず、この菌の仲間や近縁の仲間がいろいろな虫に寄生し、このような姿になるとのことでした。

正しくは冬虫夏草ではないようですが、こういう機会を得て、また1つお利口になりました。が、考えてみれば怖い画像ですよね。

   
3.4 咲いているかと思ったら・・・オクノアズマイチゲ  
オクノアズマイチゲ

自然公園に植栽されたアズマイチゲがもう咲いていたので、自生のものも咲いたかもしれない・・・と思って行ってみました。が・・・

花はおろか、葉すら出てない。近くのイチリンソウの自生地ですら、先週、根生葉が出始めているから、少しは出てるだろう・・・と思って、目を皿のようにして探しまわりました。がなかなか見つからず。あきらめかけた時、たった1つ、出始めたばかりの丸まった小さな根生葉を見つけました。

公園からそんなに離れていないのに、ちょっとした環境の違いでこんなにも時期が違うのかと改めて思いました。

オクノアズマイチゲ のページ

   
3.3 ナツトウダイ 芽吹く  
ナツトウダイ

「植物は芽が出てから枯れるまで、いずれの時期でも識別できなければダメ」と有る方に厳しいお言葉を頂いて以来、それなりに一生懸命やってますが、そもそも、花咲いていても間違うくらいだから判らないのは道理。間違ってもいいから1つずつ置いてみて、花が咲いたら答え合わせするような感じです。

今頃の時期はまだ咲いている花も少ないので、絶好の時期。ヘーッというものも少なからずあり、「これがあれになるの?」みたいな驚きも時々あります。ナゾナゾみたいで結構面白い。

写真はナツトウダイ。何度か答え合わせしてるから間違いないです。毎年出る場所の枯れ葉をそっとめくって撮りました。これがあと1ヶ月ほどで例の姿になると思うと、すごい!

ナツトウダイ のページ

   
3.3 シュンラン 咲いた  
シュンラン

3月に入ったばかりですが、ここまで、今年は開花がやや早いようです。暖かさにつられて出かけると・・・。

シュンランの蕾が上がって来たのではと思って行ってみたら・・・ちょうど最初の1輪がたった今咲き始めた・・・みたいな感じでした。まだ萼は完全に展開しておらず、緑色でしたが、白い唇弁は反曲し、奥にあるヒダ状の突起も覗いていました。他も何株か蕾が上がっていて、苞から蕾が出て既に横を向いているものがいくつもあり、これらも数日以内に咲き始めそうでした。

毎年、同じものが順番に咲くわけですが、アレが咲いた、コレが芽吹いたと追っかけると、余計春を感じるような気がして、毎年同じ事やってます。

シュンラン のページ

 

   
2.28 落ちかけだった・・・タチイヌノフグリ  
タチイヌノフグリ

愚痴、その2。

タチイヌノフグリの花を撮ってきました。そこそこ綺麗に撮れたな・・・と最初は喜んでましたが・・・。

しばらく見ていると何か変。右下に見える萼片との角度や位置関係が不自然・・・。そう、この花、おそらく、咲き終わって花冠がポロッと落ちるはずが、途中で引っかかったもの。・・・ということで、没です。がっくり・・・。

昔はちとゃんと見えてたのに、最近はメガネかけたって現地で確認するのは難しい。ほとんどあきらめ気味で、こんな失敗、今年も沢山するんんだろうなと思ってます。物忘れもひどいけど、老眼も最新医学で何とかして欲しい!!!

タチイヌノフグリ のページ

   
2.28 ツクシ にょきにょき  
ツクシ

ツクシも伸び始めました。・・・でも、今年は既に伸びて、霜にあたったか何かで枯れたようになっているものもチラホラ・・・。10日くらい前、暖かい日が続いた時にでも最初のいくつかが出ていたようです。

このツクシが沢山出てくる所は、多くの人がお散歩する道沿い。いつものことですが、匍いつくばってると、何やってるんだと立ち止まってこっちを見られることが多いです。以前は恥ずかしくて、そそくさと退散するか、聞かれもしないのに「ツクシが出てきたんです・・・」とかっこ悪さを誤魔化してましたが、最近はあんまり気にならない。

そういえば、街中に出る時も、最近は着替えが面倒で、撮影でドロだらけになったズボンのまま行ってしまいます。妻には「かっこが気にならなくなったのは爺さんになった証」と言われます。が、「そういう自分だって、化粧もしない出かけるじゃん」と私も密かに思ってます。

 

   
2.27 時既に遅し フキ  
フキ

そろそろ山菜の季節。セリは1月以外、美味しく採種できるお宝場所があって、今年ももう、3回くらい食べました。で、今回は女房殿に「そろそろフキノトウよね」・・・とか、半ば採種を命じられ、それもそうだなと行ってみました。

が・・・時既に遅し、このあたりで一番早く出てくる場所は既に花が・・・。小憎らしい事に、ここ数日で咲きましたと言わんばかりに綺麗な姿で咲いている。他も行ってみたけれど、まだ出てない。

がっかりすると可哀想なので、八百屋で買って、採ってきたことにしようかと思いましたが、250円で5個しか入ってない。これじゃ、家族1人1個。かといってフキノトウごときに1000円も払うのはばかばかしいので、結局またセリ採って帰りました。

フキ のページ

   
2.27 早咲きトウダイグサ  
オオイヌノフグリ

この時期、同じような陽当たりが良い場所でも、開花時期が大きくばらつきます。理由は勿論、風当たり。このあたりでは南西-北東方向に伸びる谷津田などは冷たい風が吹き抜けないから早い。

それにしても2月にトウダイグサが咲いていていたのには驚きました。この株だけでなく、同じ場所のほぼ全ての株の多くの枝先で開花していました。近くの他の場所はまだ蕾すら確認できないような姿。茎も5-10cmくらいしか伸びてない。

この場所のトウダイグサはヌクヌク冬を過ごせて幸せってことでしょうが、さすがに茎は立ちあがらず、ごろんの寝転がって咲いているあたり、世間知らずのボンボンみたいで、「もっとシャキッとせい!」といいたくなる感じでした。

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2.26 水温んでオオバタネツケバナ  
オオバタネツケバナ

水生植物の写真は、どうしても俯瞰気味の写真になりがち。何しろ足場が悪く、ヒザが付けない、だから無理な姿勢になって腹筋が付いていかない、ブルブル震えるから無理したってブレた情けない写真になる。下手に動き回れば水が濁る、望遠は使いたくないし・・・。

というわけで、田んぼの中でもヒザついて撮影するための道具を考えました。自分としては妙案だと思ったのですが・・・結果はスボンはドロドロ、発明品は思った以上にドロにめり込み、水没・・・惨めな失敗。でも、水面スレスレでしっかり撮影は出来ました。

まっ、失敗は成功の母、うまくいったらこのサイトでツール、公開します。いつになるか判りませんが・・・。

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2.26 落ち葉をそっとどけると・・・ アオイスミレ  
アオイスミレ

春の足音は、咲いたかな、まだかな、と何度も見に行ったりすると、ワクワク感が増します。人それぞれ違うと思いますが、私が感じるのはアズマイチゲとヒトリシズカ。が、何よりトップバッターはこのすみれ。

落ち葉が積もった田んぼ脇の林の縁、落ち葉をそっとどけてみると・・・ありました、アオイスミレ、蕾がいくつも伸び始めていて、しっかり咲く準備に入っていました。

この感じだと、咲くまであと1週間くらい、まだ寒い日もあるだろうから、撮影を終えて、落ち葉の布団を少しかけておきました。たぶん、咲くまでもう1-2回は見に行くと思うけれど・・・。

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2.19 カラクサナズナ も咲き始め、匂い始め・・・  
カラクサナズナ

独特の臭気があり、乳牛が食べると牛乳が臭くなって売り物にならなくなると言われる植物。確かにこれが牛乳から臭ったら、ちょっと嫌かも知れないとは思いますが、野で臭っている限りにおいては、私はあまり不快に感じません。むしろ、春の香りの1つくらいに感じてます。

「匂い」というのは、人によって感じ方が大きく違うようで、最近、香る洗剤がはやりのようですが、私はあの洗剤で洗った衣服を着ると、めまいや吐き気がおこるほど気持ち悪くなります。一方、図鑑に「腺に臭気がある」と書かれているある植物の香りは、私には「芳香」に思えたりします。

単に私の鼻がおかしいだけなのか・・・。杉花粉にもビクともしない強力な防御性能のせいで、匂いがバカになってしまったかも・・・。

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2.18 イヌノフグリ 今年も元気  
イヌノフグリ

今年の冬もそろそろ終わりが見えてきて、ポカポカした春日和に誘われて出かけました。とりあえず、「絶滅危惧種」のイヌノフグリを見よう・・・と・・・。

絶滅危惧種というと、豊かな自然が前提のようなイメージがありますが、千葉市内では市街地数カ所に点在いています。ジャリがひかれた駐車場だったり、住宅街のアスファルトの割れ目だったりと、人の暮らしのすぐ隣で咲く。他の絶滅危惧種とはひと味もふた味も違う・・・。茎も葉も小さいから、1回や2回、車に轢かれたって意外と平気みたい。

それよりも、花がこんなに小さかったこと忘れてて、しばらくは見つけられませんでした。それに久々に撮影したら、腰が痛くなりました。そんなに歩いてないのに・・・。今年、これで大丈夫なんだろうか・・・。

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