2019年4月

 
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※ アップは不定期に行っています。

4.28 取り忘れてたサンショウの雌花  
サンショウ

雌雄で花が分かれる植物、多くの場合、雄花(雄株)は多数あって目立ちますが、雌花(雌株)は花が小さかったり、個体数が少なかったり。だから、探すと大抵、最初に見つかるのは雄花(雄株)。それで満足してしまうことも少なからずある。

どこにでもあるこのサンショウもそう。雄花は花がたくさん付くし、果実は赤くてよく目立つから当然撮ってある。が雌花は・・・果実撮ったんだから、当然場所はわかってるのに・・・撮ってない・・・ということに気づきました。ありがちとは言え、なんかもう・・・(モヤモヤ)。

今回雌花を(おそらく)初めて見て、ああ、こんなに地味だったんだ・・・って思いましたが、派手か地味かで観察するしないを決めちゃ、ダメですよね。(反省!)

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4.26 すでに跡形もない・・・ジロボウエンゴサクの群落  
ジロボウエンゴサク

スプリングエフェメラル・・・(文字にはできるが、口は回らない)・・・の植物、咲くのも早いが、なくなるのも早い。果実撮り忘れたから撮ってこよう・・・なんで考えて行ってみたら・・・。

位置はほぼ正確に覚えていたにもかかわらず、もう草ぼうぼうになっていて、あった場所をかき分けても見つからない。つい2-3週間前まで綺麗に咲いていたはずなのに・・・。

やっとこさで数株見つけて撮るには撮りましたが、引際の潔さはサクラにも勝る。咲き終わったら、あっという間に消え失せる。妖精は自然界の精霊なんだから、そんなに早く去っちゃダメでしょ。

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4.23 休耕田のサワオグルマ園 開園中  
サワオグルマ

今年も見事に咲き始めていました。現在は5-6割が咲いています。どんどんオグルマ園は広がり続けていますので、全部は確認していませんが、大きな2か所の群落で田んぼ6-7枚程度、推定ですが、1000株以上あると思います。

周囲には耕作中の田んぼなどもあり、そろそろ田植えですので、農作業の邪魔にならないようお出かけください。例年であれば、GW終了くらいまでが見頃です。普通の運動靴でもなんとかなります。

ps. サワオグルマ園・・・は筆者の勝手な呼び名で、ただの休耕田です。

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4.21 ホタルカズラ 爛漫  
ホタルカズラ

幸せなことに、身近にホタルカズラが密に群れて見られる場所が数か所あります。その中でも終日日当たりが良くて花付きも良いのがここ。

でも、群生写真というのは苦手で、なかなかうまく撮れず、見ていただく皆様にお伝えすることができません。最盛期の一番きれいな時期だというのに・・・。ホントはもっときれいです。

もうすぐ近くの休耕田はサワオグルマのお花畑になって、とっても見事なのですが、私が撮ると、秋のセイタカアワダチソウの群落かと思うような写真になります。今年はドバッと咲いてる光景、何とかしたいです。

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4.20 今年も大外れ オオアリドオシ  
オオアリドオシ

昨年、花期を逃して、わずかに咲き残ったものでごまかしたオオアリドオシ、南房総でアリドオシが咲いているので、そろそろどろうと出かけました。

が、今年はご覧の通り・・・まだ蕾。GWあたりに咲くかなという感じ。ろくに調べずに出かけましたが、そもそもがアリドオシより遅咲きのようです。

今年のGWは長いですし、県外はたぶん大混雑。植物観察してるより渋滞にはまっている時間のほうが長そうなので、こちらに出かけて、今年こそちゃんと撮影したいと思っています。

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4.19 雌花(両性花)はどこだ エノキ  
エノキ

高木で雌花を探すのはなかなか骨が折れます。特にブナ科やカバノキ科などは下から見上げてもよく見えない。

エノキもそう。図鑑では新枝の下部に雄花が、上部に両性花が付くことになっていますが、実際はよく見える木の下のほうの枝では、雄花しか付かないことも少なくないようです。

望遠で見ても、ファインダーから雌花(両性花)をなかなか見つけられないし、あてずっぽうで撮ってもクリアには写らない。頑張って手元に枝を手繰り寄せても、未熟だったり付いていなかったり。家に帰って写真を見て、「ここを撮ればよかったんだ」ということも。

見慣れればもうちょっと何とかなるとは思うんですけど・・。

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4.18 食べたいけど我慢 タラノメ  
タラノキ

タラノメがそろそろ食べごろになってきました。

が、タラノメ、側芽がないと頂芽を採取しちゃダメ。枯れてしまう。最低1つは残さないといけない。・・・ということで、あきらめなきゃいけないのだけど、やっぱり食べたい。しばらくタラノメとにらめっこ。側芽がどっかにないかな・・・と。

こんな経験、たぶん多くの人が経験してるはず。モラルとしてはわかっていても、おいしいものは欲しくなる。にらめっことしも芽は増えないから、結局諦めることになるのだけれど・・・。

1個50-60円で買えるのに、木を枯らすようなことしゃ、植物屋としては失格だもんね。

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4.17 メギ やっと咲く  
メギ

身近にメギがいくつかあるのですが、この植物、市街地近くは好きではないようで、どれもこれも、全く花が付きません。でも、家から車で20分も走ると、ホントの田園風景になる。そんなところでは、田んぼ脇の斜面林の縁などで、景気よく花を咲かせてくれます。

4月アタマに様子を見に行って、開花まであと1週間くらいかなと思ってました。が・・・そのあとの寒気で途中でストップ、やっと満開を迎えました。傍らではホタルカズラやサルトリイバラ、エノキ等も咲き始め、ここにたくさんあるミツバウツギの蕾も徐々に大きくなってきていました。

すっかり暖かくなった田んぼの土手に座って、セブンイレブンのビビンバ丼食べてたら、カエルが飛び込んできて、驚いた。

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4.13 雪のち晴れ 名誉挽回、富士にサクラ  
サクラ

熟年離婚がブームの昨今、愛妻にせがまれりゃ行くしかない、それでホントのお花見に・・・今年はいざ松本へ・・・。が・・・、TVでは綺麗に咲いている映像だったのに、たくさんあるソメイヨシノは1分咲き程度・・・騙された・・・。TVはお城の横に1本だけある満開に近いエドヒガン写したんだってわかった。

おまけに気温5度、小雪まで舞いはじめて、愛妻はご機嫌斜め。おかげで夜はこずかい叩いてご馳走するはめに・・・。どこのTV局だ、ウソのニュース流したの・・・。

でも、帰路は見事に晴れて急遽河口湖へ・・・。真っ青な空を背景に、昨日降った雪で白さを増した富士山、そして満開の桜・・・。昨年秋の紅葉狩りで富士山見られなかった分まで帳消しで、愛妻からはお褒めのお言葉を頂戴しました。御坂の桃畑ピンクの花一色に染まって・・・めでたし、めでたし・・・。

   
4.10 駐車場のオキナグサ  
オキナグサ

このオキナグサ、実は宅地造成された空地で見られました。時に車も乗り入れられたりするようで、車kわだちも見られるように場所・・・。

なぜそんなところにあるのか、古くからいらっしゃる地元の方に聞くと、かつては草原状だったそうで、そこに点々とオキナグサが見られたとのこと。宅地造成され、細かな砂利も撒かれたみたいで、水はけがよく、かつ他の草木が育ちにくい環境がたまたま作られ、かつてからあった種子が芽吹き、やがてそれが増え続けていったようです。車が乗り入れるくらいですから、保護はほとんどされていないようでした。

絶滅危惧種ですが、決して弱い植物ではないではないということのようです。

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4.6 コショウノキ はホントに雌雄異株?  
コショウノキ

昨年から探しているコショウノキの雌株、今年も花期の2-3月に2回ほど探しましたが見つかりませんでした。どれも葯が裂開して花粉を放出していましたから、雄花=雄株と判断しました。

が、今回雄花と思われる花が付いていた株に果実が・・・。エエッと思い、その場付近にある今年チェックした株を片っ端から見てみると、全部に果実が付いていました。

両全性株じゃないかと思いますが、何せ素人、えらい先生に雌雄異株と言われれば、見間違えたかな・・・となる。来年は花を解体して確認しいてみたいと思います。

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4.4 ヒトリシズカ やっと咲く  
ヒトリシズカ

今年、ヒトリシズカの芽出しが遅い。ちょうど出始める3月下旬から花冷えで地温が上がっていないのかもしれません。まだ例年の1割程度しか出てきていません。3月下旬に芽出ししたものも、なかなか大きくならず、今日はじめて開花を見ました。

一方、樹木はほぼ平年並み、コナラやクヌギは一部が咲き始めです。もっとも、1回写真撮ったらもういいや・・・というような花ですが・・・。

この土日、今年初めての県外に出かけようかと思っていましたが、北関東の友人から、まだだめー、影も形もないよ・・・ということです。結局のところ、東京の・・・それも靖国神社のサクラだけが早いだけで、特に草本は少し遅れ気味のようです。

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4.3 カズサザクラ だった  
カズサザクラ

田んぼ脇にあるこのサクラ、ろくに確認もせずに、長いことヤマザクラだと思っていました。そして今日もヤマザクラのつもりで撮影してました。

が、途中から萼片に鋸歯があることがわかり、もしやと思って調べ直してみたところ、この雑種であることがわかりました。

満開のサクラを見ると、お花見気分になるのが常、葉の鋸歯の先だとか、托葉だとか、細かなところを見る気分じゃなくなってしまうので、観察してからお花見しないといけないみたいです。少なくとも、家族や友人と行っちゃダメですね。

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