絶滅危惧種


レッドリストは、国際自然連合(IUCN)が定めたカテゴリ区分に基づき、環境省によって1991年より4回にわたり作成・更新されています。
第1次(1991年)では維管束植物は作成されず、第2次(2000年)に始めて作成され、現在の最新版は実質的に第4次(2012年)です。
それ以降、内容は更新されていません。

従来、このページでリストを掲載しておりましたが、APG科別の掲載に改めました。
APG各科の索引ページにある「絶滅危惧種(科別)」よりご利用ください。

第3次、第4次レッドリストで使用されたカテゴリ区分と、国際基準の相関

IUCN *1
 
環境省
カテゴリ区分 (ver.3.1) *2
区分記号
 
カテゴリ区分
(第2次以降) *2
区分記号
定義 (冒頭 *3)
Evaluated (評価済み *4)              
  Adequate data (充分なデータあり *4)              
    ・Extinct (絶滅)
EX
   絶滅
EX
我が国(日本)ではすでに絶滅したと考えられる種
    ・Extinct in the Wild (野性絶滅)
EW
   野性絶滅
EW
飼育・栽培下でのみ存続している種
    ・Threatened (絶滅危惧)      絶滅危惧    
               ・絶滅危惧Ⅰ類 *5 CR+EN 絶滅の危機に瀕している種
      ・Critically Endangered (絶滅寸前)
CR
        ・絶滅危惧ⅠA類
CR
ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いもの
      ・Endangered (絶滅危機)
EN
        ・絶滅危惧ⅠB類
EN
IA類ほどではないが、近い将来における野生での絶滅の危険性が高いもの
      ・Vulnerable (危急)
VU
     ・絶滅危惧Ⅱ類
VU
絶滅の危険が増大している種
    ・Near threatened (準絶滅危惧)
NT
   準絶滅危惧
NT
存続基盤が脆弱な種
    ・Least Concern (軽度懸念)
LC
 
 
  Data deficient (データ不足)
DD
   情報不足
DD
評価するだけの情報が不足している種
Not Evaluated (未評価)
NE
 
 

*1 国際自然保護連合。1948年に設立された国家、政府機関、非政府機関で構成された国際的な自然保護機関。
*2 環境省第2次リストはIUCN Red List Categories and Criteria: Version 2.3 に基づいてカテゴリ区分されていますが、実質的には上記と同様です。
*3 この項目の記述は第4次レッドリスト 別添付資料2 レッドリストカテゴリーと判定基準(2012) から転載しました。
*4 この日本語訳は、IUCN日本委員会で示されておらず、通称として使用されているもののようです。
*5 CR+EN はIUCN Red List Categories and Criteria: Version 1 に基づいて作成された第一次リスト(1991)による区分の名残。
** この表は、WIKIPEDIA を参照して作成しました。