植物の性

トップページ


1.花の性

両性花
雄しべと雌しべがともに機能する花  
雌性花
雌しべのみが機能する花 雄しべはないか機能しない
併せて
単性花
 
雄性花
雄しべのみが機能する花 雌しべはないか機能しない
中性花(無性花)
雄しべも雌しべもないか機能しない花 装飾花など  


2.種として表現される性

混生 : 全ての個体が雌性器官と雄性器官をもっている
  完全同株  
   
雌雄両全株
全ての個体に両性花のみが付く
   
雌雄同株
全ての個体に雌性花と雄性花が付く 両性花はない
  不完全同株  
   
雌性同株 (雌性両全性同株)
同一個体に両性花と雌性花が付く 雄花はない
   
雄性同株 (雄性両全性同株)
同一個体に両性花と雄性花が付く 雌花はない
   
三性同株 (雄性雌性両全性同株)
同一個体に両性花と雌性花と雄性花が付く
 
離生 : 一部の個体は両性花、雌花、雄花のいずれか1つのみを付け、他の個体は異なるタイプの花を付ける
  不完全異株  
   
雌性両全性異株
雌性花のみを付ける個体 両性花のみを付ける個体 がある
   
雄性両全性異株
雄性花のみを付ける個体 両性花のみを付ける個体 がある
   
三性異株 (雄性雌性両全性異株)
雌性花のみを付ける個体 雄性花のみを付ける個体 両性花のみを付ける個体 がある
  完全異株  
   
雌雄異株
雌性花のみをつける個体 雄性花のみをつける個体 がある 両性花を付ける個体はない


3.生殖の用語

有性生殖
雄性の精細胞が雌性の卵で受精する生殖の方法
無性生殖
1つの個体が単独で新しい個体を形成する生殖の方法
 
無融合生殖
通常有性生殖によって生じる繁殖体が、受精を伴わない無性生殖によって生じる繁殖体に置き換わること 繁殖体は親のクローンとなる
単為生殖
卵細胞から直接繁殖体を生じる無融合生殖
   
栄養繁殖
胚・種子を経由せずに根・茎・葉などで繁殖体を形成すること 無性生殖、無融合生殖の1つ。むかご、根茎、鱗茎、匍匐枝、走出枝など 挿し木などは含まれない 繁殖体は親のクローンとなる
   
自家不和合性
自家受精を防ぐため、自らの花粉を柱頭で受粉しても、受精しない、或いは種子を形成しないこと