APG 千葉市近郊の植物 12

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月、適地は千葉市内で記述しています。



シソ科
キランソウ
3-4月 土手 林縁
茎は20cmほど伸び、地を匍って拡がります。葉は倒披針形、鈍頭、波状鋸歯があります。花冠は1cm、上唇は小さい。
 
  タチキランソウ
3-4月 土手 林縁 -準絶滅危惧種-
キランソウに似ていますが、花の上唇がやや大きく、耳状に立ちあがるものです。

         
ツクバキンモンソウ
4月 明るい林内
丈は15cmくらいまで、葉は長楕円形~広卵形で鈍頭、波状鋸歯があり、葉脈が赤い。花は葉腋に数個ずつ付き、花冠1.1-1.3cmで白~ピンク。
 
  ジュウニヒトエ
4月 明るい林内
丈は10-25cm、茎は数本立ち上がり、白毛が多い。葉は倒披針形で波状の鋸歯があります。花は上部に穂状に付き、花冠1cm、花色はいろいろ。
         
ケブカツルカコソウ
5月 草地 -絶滅危惧種
丈は10-30cm、全体に長毛が多い。葉は倒卵形~広倒卵形で波状鋸歯がある。茎は横に匍い、立ちあがって花序を付けます。走出枝を出して増える。
 
  カキドオシ
4-5月 草地 林縁
丈は25cm、葉は腎円形で丸みのある鋸歯があります。花は葉腋に1-2個ずつ付き、花冠は1.5-2.5cm。花が終わると茎が倒れて拡がる。
         
ホトケノザ
3-4/11月 田畑のまわり 道ばた -外来種-
丈は10-30cm、株立ちになり分枝しない。花冠は筒部が長く15-20mm、下唇に赤い斑。シロバナホトケノザもあります。
 
  ヒメオドリコソウ
2-4月 道ばた 草地 田のまわり -外来種-
丈は10-25cm、葉は下部は円心形で長柄があり、上部は赤味があり三角状で短柄、密に付く。花は筒部1cm。シロバナヒメオドリコソウもあります。
         
オドリコソウ
4-5月 林縁 半日蔭
丈は30-50cm、葉は卵状三角形から広卵形、基部は浅い心形。花は上部に葉腋に多数付き、花冠長さ3-4cm、上唇が傘状になる姿が名の由来。 
 
  タツナミソウ
5月 林縁 草地
丈は20-40cm、茎には開出する毛があります。葉は広卵心形~三角状卵形。花冠は長さ2cm、基部で直角に上に折れ、萼に半球状の付属体がある。
         
コバノタツナミ
5月 林縁 草地
丈は5-20cm、葉も小さく、三角状卵形でビロード状の毛があります。花は花冠長さ2.5cm、萼に付属体。シロバナコバノタツナミも見られる。
 
  キバナアキギリ
8-10月 林縁 林内
丈は20-40cm、葉は三角状ほこ形で基部は張り出します。花は総状に付き、花冠長さ3cm、前に突きだした上唇から花柱が長く飛び出ます。
         
アキノタムラソウ
7-10月 草地 林縁
多くは丈は20-50cm、葉は1-2回羽状複葉で頂小葉が大きい。花は20cmほどの長い花序に付き、花冠10-13mm、雄しべはあまり飛び出さない。
 
  メハジキ
8-9月 草地 林縁
丈は1m前後、葉は3深裂し、裂片は更に裂けて最終裂片は狭披針形~線形。花は葉腋に輪生状に付き、花冠10-13mm。
         
キセワタ
8-9月 草地 -絶滅危惧種
丈は0.6-1m、葉は卵形で大きな鋸歯があります。花は上部の葉腋に輪生状に付き、花冠長さ3cm、上唇はやや傘状。萼裂片は鋭く長い。
 
  イヌゴマ
7-8月 休耕田 小川沿い
丈は40-70cm、茎に下向きの刺毛が見られます。葉は三角状披針形。花は上部の葉腋に輪生状に付き、花冠長さ12-15mm。下唇に斑がある。
         
カクトラノオ
8-9月 草地 -園芸逸出帰化-
丈はふつう60-70cm、葉は広線形~長楕円形。花は20cmほどの穂状に付き、花冠長さ3cm、筒部がふっくらしています。
 
  トウバナ
5-6/10月 田のまわり、道ばた 草地
丈は10-30cm、茎に下向きの毛があります。葉は長卵形~広卵形で鈍頭。花は輪生状に数段付き、約5mm、萼に短毛があります。
         
イヌトウバナ
8-10月 林縁
丈は20-50cm、葉は卵形~狭卵形で濃い緑色。花は茎頂に多数がまとまって付き、花冠長さ5-6mm、淡ピンク。萼に長毛がある。
 
  ヒメジソ
9-10月 田のまわり 畦
丈は20-60cm、葉は卵状菱形から広卵形で鋸歯は4-5対。花は総状花序に付き、花冠長さ4mm、多くは白色、上萼片はあまり伸びない。
         
イヌコウジュ
9-10月 草地 道ばた 林縁
丈は20-60cm、全体に短毛が多い。葉は狭卵形~卵形、浅い鋸歯が6対以上。花は総状花序に付き、花冠長さ3-4mmでピンク色。
 
  ヤマハッカ
8-10月 林縁 草地
丈は0.4-1m、葉は広卵形。花は上部の葉腋に複数ずつ付き、花冠長さ7-10mm、下唇は舟形になり、上唇中央に褐色の斑が入ります。
         
ハッカ
8-10月 やや湿った所
丈は20-40cm、全体に軟毛があり、葉は卵形~披針形、短柄があります。花は上部の葉腋に多数付き、花冠長さ4-5mmで淡ピンク。
 
  コショウハッカ
8-10月 草地 田のまわり -栽培逸出帰化-
通称ペパーミント。丈は80cmほど、葉はやや縮緬状で狭卵形~楕円形、短柄があります。花は輪生状に多数で、節間が短く穂状に見えることもある。
         
マルバハッカ
8-10月 草地 田のまわり -逸出帰化-
丈は50-80cm、葉は縮緬状で広楕円形、無柄。花は穂状に多数密に付きます。

 
  アメリカハッカ
8-10月 草地 -外来種-
自然交雑種。ハッカに似ていますが、萼の毛は少なく、先端部のみに見られます。花は葉腋に多数付きますが、花序に付く葉は小さい。
         
カタメンジソ
8-10月 畑まわり 人家のそば -栽培逸出帰化-
人工交配種。葉は広卵形で、葉裏が赤く、表は緑色ですが、裏が透けて赤味を感じます。花は総状花序に付き、花冠はピンク、萼に長毛があります。
 
  アオジソ
9-10月 田畑のまわり 草地
俗に言う「オオバ」。葉は広楕円形で先の尖った鋸歯があり、先は長く尖り、独特の芳香がある。花は総状に付き、花冠は白色であまり平開しない。
         
エゴマ
8-9月 湿った林内、林縁 -栽培逸出帰化-
丈は0.5-1m、葉は広卵形~卵形。花は総状に多数付き、花冠は白色、萼に長毛が多い。アオジソと似ていますが、異なる臭気があります。
 
  コシロネ
8-10月 やや湿った所
丈は10-40cm、葉は幅3-4cmの披針形で鋸歯の先端はあまり尖らない。花は葉腋に複数付き、唇形花ですが、花冠4裂のように見えます。
         
ミズネコノオ
9-10月 田 -準絶滅危惧種
丈は15-50cm、葉は3-6枚が輪生し、線形。花は2-5cmの穂状に付き、花冠は長さ2mmでややまばらに咲き、雄しべが1mmほど飛び出ます。
 
  ニガクサ
7-8月 林内
丈は30-70cm、葉は卵状長楕円形~広披針形。花は茎頂に穂状に付き、上唇は目立たない。萼には単純な短毛のみ。
         
ツルニガクサ
7-8月 林内
ニガクサと外観はほぼ一緒ですが、萼に腺毛が見られます。「ツル」と付きますが、地下に走出枝を出して増えるのはニガクサも同じ。
 
  ナギナタコウジュ
9-10月 草地 田のまわり
丈は30-60cm、葉は卵形~狭卵形。花は3-5cmの片側に偏った穂状で、反対側は苞が鱗状に重なります。苞は中央付近が最も幅広で毛はほぼない。
         
ウツボグサ
6-8月 草地
丈は1-30cm、葉は卵状長楕円形。花は穂状に付き、花冠長さ1.5-2mm、上唇は屋根型、下唇の先は裂けます。花のあと、走出枝を出して増えます。
 
  コムラサキ
7-8月
ムラサキシキブとして植栽されるのは本種。ムラサキシキブより花付きが良く、花序の柄が葉腋から少しずれて付く。
         
クサギ
8月 林縁
落葉小高木。葉は三角状心形~広卵形で長柄がある。花は集散状に付き、筒部が長く先端が5裂して径2-2.5cm。果実は星形に開きます。