APG 千葉市近郊の植物 16

トップページ
月、適地は千葉市内で記述しています。



ナス科
ワルナスビ
5-10月 荒れ地 道ばた -要注意外来生物
葉裏脈上や茎に刺があります。葉には大きな鋸歯が見られます。花序は茎の途中から伸び、花冠径18mm。シロバナワルナスビもよく見る。
 
  イヌホオズキ
8-10月 道ばた 荒れ地 畑
茎の途中から伸びた柄に、花が総状に付くのが特徴。花色は淡紫~白。

         
アメリカイヌホオズキ
8-10月 道ばた 荒れ地 畑 -外来種-
イヌホオズキと良く似ていますが、花が散形状に付くのが大きな違い。同様な花の付き方のテリミノイヌホオズキは花が小さく、花序に付く花数が多い。
 
  ヒヨドリジョウゴ
8-9月 草地 林縁
ツル性植物。全体に軟毛があり、葉は3-5裂し先端が丸い。花は径1cmで裂片は反り返り、花柱が雄しべより長く突き出るのが目立ちます。
         
ホオズキ
6-7月 畑 林縁 -園芸逸出帰化-
観賞用のものが逸出したもの。自生のものの多くは丈は30-40cm程度、果実はあまり多くない。花は下向きで1.5cmほどのクリーム色。
 
  ヒロハフウリンホオズキ
8-10月 畑 荒れ地 -外来種-
丈は30cm前後、葉は広卵形で波状の鋸歯があります。花は1cmほどで、ホオズキに似ますが半分ほどの大きさ。
         
ハダカホオズキ
8-9月 林内 林縁
よく見るものは丈は50cm前後、葉腋から2-4個ずつ8mmほどの花をぶら下げます。果実は1cmほどの球形で赤く熟し、可愛らしい。
 
  ヨウシュチョウセンアサガオ
8-9月 畑 荒れ地 -要注意外来生物
「要注意」の割りに滅多に見ません。葉は大きな波状鋸歯のある卵形、花は径4cmの漏斗型。

         
クコ
7-10月 海に近い草地
落葉低木。市内では草刈などで丈が1mまでのことが多い。花は葉腋に1-3個で径1cmの可愛いピンク。果実は砲弾型で赤く、美しく、果実酒にも使える。
 
 





ナデシコ科
カワラナデシコ
7-8月 草地
丈は50-60cm前後、葉は多くは線状披針形で対生し、花は径4-5cm、花弁舷部が細裂します。苞は3-4対。
 
  シロバナマンテマ
5-6月 草地 道ばた -外来種-
丈は20-50cm、、花は一方に偏って付き、7mm、花色は白~淡ピンク。

         
マンテマ
5-6月 草地 道ばた -外来種-
シロバナマンテマの変種で、花色は白縁に赤い大きな斑があります。

 
  ムシトリナデシコ
6-7月 草地 -園芸逸出帰化-
全体に青味があり、茎の途中に茶色い部分があって、粘液を出して虫をくっつけます。花は径1cm。食虫植物ではない。
         
サクラマンテマ
4-5月 草地 -園芸逸出-
一部に帰化が始まっている新しい外来種。全体に粗い毛があり、一方に偏って2cmほどの花を付けます。花弁の先端は深く凹みます。
 
  フシグロセンノウ
8-9月 林内
丈は50-80cm、葉は下部では卵形、上部では披針形、花はオレンジ色で径5cm。

         
イヌコモチナデシコ
5月 草地 道ばた -外来種-
丈は30cmほど、基部で分枝し、茎葉は小さく目立たない。茎頂に2cmほどの大きな苞に包まれた花序が付き、そこから複数の1cmの花が咲く。
 
  ミドリハコベ
3-4月 草地 田畑のまわり
葉は卵形、花柱3裂、花弁は萼片より小さい。コハコベとの違いは雄しべが多くは6-10個、種子に尖った突起が見られること。茎の色では判別が難しい。
         
コハコベ
2-3月 草地 道ばた
茎が赤く、葉がややまばらであるという特徴だけでは本種とは言えない。決め手は雄しべが1-7個、且つ、種子の突起が丸いこと。
 
  イヌコハコベ
3-4月 草地 田畑のまわり
ミドリハコベやコハコベに似ていますが、花に花弁がなく、萼片の基部に紫色の斑が見られます。

         
ウシハコベ
4-5月/11月 草津 田畑のまわり
葉は卵形~広卵形で先が尖り、葉腋部がやや赤味を帯びます。花弁と萼片はほぼ同長、花柱は5裂。

 
  ノミノフスマ
4-5月 休耕田 田の畦
全体に毛はなく、茎は匍うように拡がります。葉は小さく無柄。花は1cmで花弁は萼片より長い。

         
ミミナグサ
4-5月 草地 道ばた
小花柄が5-15mmと長く、花があまり密集しないのがオランダミミナグサとの違い。茎は赤く、萼もしばしば赤味を帯びます。
 
  オランダミミナグサ
4-5月 草地 道ばた 田畑のまわり -外来種-
ミミナグサに似た外来種。花柄が短く、花が密集して付きます。

         
ノミノツヅリ
5月 道ばた
茎は根元で分枝して始めは地を匍い、立ちあがって多くは10-15cm。葉は卵形で3-7mmと小さい。花は5mmで萼片が鋭く尖ります。
 
  ネバリノミノツヅリ
5-6月 道ばた
ノミノツヅリの変種ですが外観は全く一緒。葉や中間部の茎にも腺毛が多く見られるのが違い。やや花期が遅いように感じます。 
         
ヒナワチガイソウ
3月 明るい林内 -絶滅危惧種
丈は10cm前後、葉は線形で長く6cm max. 。花は葉腋に1つ付き、柄が長く花径7-8mm。裂開前の葯は赤い。
 
  ツメクサ
3-6月 道ばた 公園 宅地
向陽地では丈はせいぜい10cmまで、葉は針形で1-2cm、花は5mmで萼に腺毛があります。

         
ウシオハナツメクサ
5-6月 海岸の湿った所 -外来種-
葉は対生~偽輪生し円柱状線形。花は5mmでピンク色、萼に黒く丸い斑が見られます。