(雑) カワヅザクラ Cerasus × kanzakura ‘Kawazu-zakura’

2023.3.26 更新


分類
バラ科 サクラ属
植生環境
開花時期
2-3月  
地域
 -
特記
 -
特徴

帰化種であるカンヒザクラと在来種オオシマザクラの自然交配種。花期はソメイヨシノなどより1カ月ほど早く、花期が長い。
樹高は5-10m、葉は長さ10-15cmの倒卵状楕円形、先は急に尖って尾状、鋸歯は重鋸歯が混じる。
花は葉の展開に先だって咲き、4-5個ずつ付く。花色が濃く、径は約3-4cm、花弁の先が切れ込む。萼は無毛で長い筒状鐘形、裂片は長卵形~披針形、鋸歯がある。花柄は2cmで無毛。

備考
エングラー : バラ科
類似種
オオシマザクラ : 花期は3-4月、花は葉と同時に咲き、径は約4-5cm、僅かにピンク色を帯びた白色。
撮影地
2023.2 千葉市 <植栽>

カワヅザクラ

梅が咲くような時期に開花する桜。花色が他の桜より濃い。 (2024.2 千葉市) <植栽>

カワヅザクラ

花は他種に比してピンク色が濃く、径3-4cm、2-3輪ずつ付く。花弁はふくよかで切れ込みがある。花柱と花糸はほぼ同長。 (2023.2 千葉市) <植栽>

カワヅザクラ

萼には毛はなく、筒状鐘形、裂片の縁に鋸歯がある。柄は2cmほど、苞(A)は小さい。写真は咲き始めで花序の柄はまだ伸びておらず芽鱗(B)・・・冬芽を包んでいたもの・・・もまだ残った状態。 (2023.2 千葉市) <植栽>

カワヅズクラ

葉は倒卵状楕円形、淡鋸歯に重鋸歯が混じり、先は尾状。柄の上部に腺がある。托葉は線形で歯牙がある。 (2023.2 千葉市) <植栽>