ナズナ

アブラナ科 Brassicaceae
アブラナ科 Cruciferae
春の七草の1つでもあるこの花ですが、近年密かに外来種が混ざっているとも聞きます。
丈は10-50cm、茎葉は基部が矢尻形になって茎を抱き、根生葉は頭大羽状に裂けます。茎は円柱状。
花は総状に多数付き、花弁は1.5-3.5mm、果実は5-8mmの逆三角形

 狭義は在来のナズナのみですが、外来のホソミナズナ(ナズナの基準変種)が含まれる可能性があり、標準学名での掲載としました。
なお、「日本の野生植物」ではナズナ属は世界で「多型的な1種」のみとして、分けない見解を取っています。

 

2018.3.3 更新
  • 全体
  • 全体2
  • 全体3
  • 全体4
  • 全体5
  • 花2
  • 実2
  • 葉2
  • 葉3
  • ナズナの外来種

ナズナ-全体

春の里にあって当たり前の花。俗称、「ペンペングサ」。
(2009.3 千葉市)

ナズナ-全体5

(2017.4 千葉県四街道市)


ナズナ-全体3

(2014.3 千葉市)


ナズナ-全体4

そろそろ終わりの頃。
(2015.4 千葉市)

ナズナ-全体5

田んぼの土手などで当たり前に見る光景。
(2017.3 千葉市)

ナズナ-花

千葉では、例年ですと立春をすぎてちょっとすると咲き出します。 
(2014.3 千葉市)

ナズナ-花2

雄しべは6本確認出来ました。
(2013.3 千葉市)

ナズナ-実

果実は「ペンペングサ」の名の由来である三味線のバチ形。
(2014.3 千葉市)

ナズナ-実2

当地では日だまりなどでは冬でも花が見られるので、2月でも熟した果実が見られます。
種子が透けて見えていました。(2017.2 千葉市)

ナズナ-葉2

葉や茎には毛が多く見られ、茎葉は茎を抱きます。
(2008.3 千葉市)

ナズナ-葉2

葉裏。
(2018.3 千葉市)

ナズナ-葉

根生葉。羽状に裂けます。頭大羽状になったり、
小葉が線形になったりと変化も多い。(2014.3 千葉市)

身近で春早い時期に咲く野草は外来種ばかりですが、唯一在来種でがんばって咲くのがナズナ・・・永らくそう思っていましたが、ここにも魔の手が伸びていることを知り、なんとか見分けたいと努力をしてきましたが、一向に判りません。
以下、私見を交えた途中経過を記します。

ホソミナズナ Capsella bursa-pastoris var. bursa-pastoris
  ナズナの基準変種。果実が細く、長三角形・・・とはいえ、ナズナもそこそこ長三角形。在来種ほど丸みがなく、長三角形の長片が外側に膨らむことがなく、むしろ内側に反る傾向も見られ、それでますますスリムに見えるように感じる。茎や葉に相違点は見当たらないが、とりあえずその1点で探してます。
オオバナナズナ Capsella grandiflora
  全体に大きく、花も遙かに大きい 識別は容易
2015年に茨城県常総市でそれらしいものを偶然撮影した
ルベラナズナ Capsella rubella
  ナズナに酷似。広義ナズナ(C. bursa-pastoris)が2倍体であるのに対して4倍体。花弁が萼と同長かやや長く、萼の先端が赤い。でも、これで分けたら身の回りにルベラナズナがいっぱい・・・になってしまう。それで良いのだろうか?花弁の縁が赤いとも言われるが、海外の写真にそのようなものはない。そもそも花色での区別は危険・・・特に赤色は・・・。むしろ果実の丸みが強いように見えたが・・・わからない。
ハートナズナ Capsella sp.
  花柄が短くてやや密に付くらしい 学名不詳なので調べることすらままならず、全くわからない


普通に多数見られる種に酷似した種が紛れ込む状況は、花探しとしては「最悪」「悪夢」!
真面目に探すとうつ病になりそうなので、気晴らしのゲーム感覚で続けていきたいと思います。