セイヨウカラシナ (カラシナ)

アブラナ科 Cruciferae
アブラナ科 Brassicaceae
丈は30-80cm。茎は無毛でやや白っぽい。葉が頭大状に深裂することが多いが変化も多い。上部の茎葉はふつう全縁、茎を抱かない
花は約1cmで果実は線形で3-6cm。果実の先に花柱が6-9mm残る。

 

2017.5.26 更新
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セイヨウカラシナ-全体
毎年この水路沿いに「ナノハナ」と称するものは沢山咲きますが、
セイヨウアブラナや近隣で栽培しているコマツナ、ナバナ、果てはプロッコリーなども混生し、摩訶不思議な雑種まであって一筋縄ではいかない。(2017.3 千葉市)

セイヨウカラシナ-全体2

上部の葉は小さく茎を抱かない、下部の葉は頭大羽状で鋸歯があり茎を抱く、
側枝が鋭角に長く伸びる、花は小型・・・などが目安。(2017.3 千葉市)

セイヨウカラシナ-全体3

小さな株の一群。
(2017.3 千葉市)

セイヨウカラシナ-花

花は径1cmとセイヨウアブラナより小さくてややまばらに付き、
ふつうは花同士が接するような咲き方にならない。(2017.3 千葉市)

セイヨウカラシナ

萼は斜開。
(2017.3 千葉市)

セイヨウカラシナ-実

(2017.5 千葉市)


セイヨウカラシナ-葉

下部の葉はふつう頭大羽状に裂け、粗い鋸歯があります。
基部は少し茎を抱くようでした。(2017.3 千葉市)

セイヨウカラシナ-葉2

茎を抱かず、むしろ流れる・・・に近い印象。
(2014.4 千葉市)

セイヨウカラシナ-葉3

いろいろあって、何が標準なのかよくわからない。
(2010.4 千葉県館山市)

セイヨウカラシナはヨーロッパ原産と書かれることも、西アジア原産と書かれることもあります。これには理由が・・・。

セイヨウカラシナは雑種で、元々はヨーロッパ原産のセイヨウアブラナとクロガラシが中央アジアで交雑を起こしてできたことがゲノム解析等によって判明しています。そしてそのセイヨウカラシナがどこかで栽培改良されて出来たのがカラシナで、日本には弥生時代に流入したようです。従ってカラシナも雑種。

では雑種なのに何故、学名に "x" が付かないのか・・・と思いましたが、調べても判りませんでした。でも、同様に雑種であるセイヨウタンポポにも "x" は付きません。

なお、セイヨウカラシナが日本に入ってきたのはカラシナよりずっと後・・・、明治時代のようです。

参考1 セイヨウアブラナ(2n=20),クロガラシ(2n=16),
セイヨウカラシナ(2n=4x=36) 両種の遺伝子を全て持っている4倍体雑種