クサアジサイ Cardiandra alternifolia var. alternifolia
(品種) ミヤマクサアジサイ

2023.7.20 更新

クサアジサイ

分類
アジサイ科 クサアジサイ属
植生環境
山地
開花時期
7-9月  
地域
宮城・福島以南
特記
 -
特徴
高さ20-70cmほどと小さく、草本に分類されるアジサイです。
ほとんど分枝せず、葉は多くは互生で8-20cmの広披針形~披針形、先は尖り、両面に毛が見られます。
花は茎頂に散房花序に付き、ごく少数の装飾花と両性花からなります。装飾花は10-25mmで萼片は3個。
全体に小型で葉の鋸歯が粗く、多くが対生するものはミヤマクサアジサイと呼ばれますが、分けないという見解もある。ミヤマクサアジサイと同じ特徴で、且つ葉が小さくて細い(長さ7cm以下、幅1.5cm以下)のものはハコネクサアジサイと呼び、箱根周辺のみで見られます。
備考
エングラー : ユキノシタ科
類似種
 
撮影地
2010.7 群馬県赤城山  千葉県鴨川市  (ミヤマクサアジサイ)

クサアジサイ

花序は多くの両生花と少数の装飾花からなる。装飾花の萼片はふつう3だが、大きな株ではしばしば4になるものが見られた。 (2023.7 千葉県鴨川市)


クサアジサイ

両性花は径6-7mm、花弁は5、稀に4。 (2017.7 千葉県鴨川市)


クサアジサイ

葉は広披針形~披針形、基部は急に細くなっています。  (2010.7 群馬県赤城山)


(品種) ミヤマクサアジサイ f. oppositifolia

ミヤマクサアジサイ

全体に小型で葉も小さくて対生するもの。葉の鋸歯も粗く、シソ科のような印象。装飾花は見られなかった。 (2018.10 新潟県越後駒ケ岳)